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最近話題の「アルカリ電解水」聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「なんとなく知っているけど、どんな効果があるんだろう?」
など、疑問に感じているかもしれませんね。
アルカリ電解水は、汚れが落ちるのはもちろん、除菌までしてくれる優れた洗浄剤なんですよ。
今回は、「使える場所や除菌方法」など、活用方法をご紹介していこうと思います。
・この記事でわかること
● アルカリ電解水とは何か
● 掃除に使える理由と得意な汚れ
● 除菌効果はあるのか
● 重曹・セスキ炭酸ソーダとの違い
● 使用方法
● フローリングとエアコンの掃除テクニック
● マスクとまな板の除菌方法
● アルカリ電解水の作り方
● 手作りアルカリ電解水で汚れが落ちるのか検証
● 使用するにあたっての注意点
アルカリ電解水とは?
「アルカリ電解水」とは名前のとおり、「アルカリ性の水」のことをいいます。
水は電気を通すと「アルカリ性」と「酸性」に分かれます。そのアルカリ性の水のみ抽出したものが「アルカリ電解水」という洗浄剤として販売されているのです。
つまり、成分は「100%水」なので、界面活性剤を使用したアルカリ性洗浄剤と比べると「安全に使用」できます。
また水100%のため、ほかの洗剤のように「2度拭き」する手間も必要ありません。
そのほか、汚れを落とす以外に「除菌効果」があります。
除菌といえばアルコールですが、コロナウィルス など、病気が流行ると品薄になり、困った経験はないですか?
そんなとき、アルカリ電解水があれば、「アルコールの代用」として除菌することができます。
アルカリ電解水で汚れが落ちる理由
「えっ?100%水できれいになるの?」
そう、疑問に思いますよね。ですが心配にはおよびません。「しっかりきれい」になりますよ。
上の図は、pH(水溶液の性質)をあらわしたものです。
※pHの数値
● 6未満:酸性
● 6〜7:中性
● 8以上:アルカリ性
アルカリ濃度が高ければ高いほど
「酸性を中和する力が高い」=「汚れがよく落ちる」
ということになります。
アルカリ電解水のpHは、「12〜13」と「強アルカリ性」の部類に入ります。そのため、ほかのアルカリ性の洗浄剤の中でも
「酸性を中和する力が高い」=「汚れが落ちやすい」
のです。
アルカリ電解水が得意な汚れ
アルカリ電解水は、名前のとおりアルカリ性なので、「酸性汚れ」を落とすのが得意です。
ですが、酸性汚れといわれても、「どんな汚れ?」と少しピンとこないかもしれませんね。酸性汚れとは、「油など」が主になります。
※主な酸性汚れ
● キッチンなどの油
● 食べカス
● 手垢など皮脂
● 血液などタンパク質
● タバコのヤニ
このように、生活するなかのほとんどの汚れが、アルカリ電解水で落とせる酸性汚れになります。
掃除だけじゃない!アルカリ電解水で除菌・消臭
アルカリ電解水は、皮脂などの酸性汚れを落とすのに高い効果を発揮しますが、それだけでなく、「除菌効果」も高いです。
その理由が、「強アルカリ性」だからです。
アルカリ電解水のpHは「12〜13」ですが、pH「12.5以上」だとタンパク質が分解され「多くの雑菌は存在することができません」。
そのため、アルカリ電解水の除菌効果は高く期待することができるのです。
※除菌できる主なウィルス
● コロナウィルス
● ノロウィルス
● O-157
● インフルエンザ など
このように、様々なウィルスの除菌が可能です。
インフルエンザやコロナウィルスなど、病気が流行る時期になると、アルコールが品切れになる場合があります。
そのような場合は、「アルコールの代わりに使用」することができますよ。
また、除菌効果があるので、雑菌による「悪臭を消臭する効果」もあります。
洗濯カゴや部屋干しによる洗濯物の悪臭などの消臭に効果が期待できます。
ですが、様々なウィルスの除菌に効果を発揮してくれるアルカリ電解水でも、残念ながら除菌効果が期待できない菌などもあります。
※除菌できない菌
● カビ菌
● 黄色ブドウ球菌 など
上記の菌などは、除菌が難しいことも頭に入れておいてくださいね。
アルカリ電解水と重曹・セスキ炭酸ソーダとの違い
ナチュラルクリーニングで注目の「重曹とセスキ炭酸ソーダ」は同じ「アルカリ性」ですが、アルカリ電解水と何が違うのでしょうか?
※アルカリ性洗浄剤:比較
上記表の、pH数値をみると、アルカリ電解水は抜きん出て高いことがわかります。
pHが高いほど「洗浄力がUP」するので、アルカリ電解水の洗浄力がとても高いことがわかりますね。
また、セスキ炭酸ソーダと重曹には残念ながら、「除菌効果がありません」。
「静菌効果」といい、「菌の働きを抑制」する効果はありますが、アルカリ電解水の除菌効果には及ばないのが現状です。
ですが、重曹とセスキ炭酸ソーダも、油や皮脂などの酸性汚れに「素晴らし効果を発揮」します。
汚れの程度や除菌が必要な場所なのか?などを考えて、上手に使い分けたいですね。
関連記事:セスキ炭酸ソーダの使い方と使ってはいけない場所!油汚れや洗濯槽、カビ対策に便利
アルカリ電解水の使い方
アルカリ電解水には、「2つの使い方」があります。
1.直接スプレーする
掃除場所に直接、アルカリ電解水をスプレーし、雑巾などで拭き取ります。
汚れがひどい場合は、「5分」ほど時間を置いてから拭き取ると、落ちやすくなるのでおすすめです。
2.雑巾にスプレーしてから拭く
もう一つの方法は、雑巾にアルカリ電解水をスプレーしてから拭く方法です。
壁など液ダレしやすい場所や、家電など直接濡らすのが心配な場所は、この方法を使用するといいでしょう。
アルカリ電解水で掃除をしよう!
様々な汚れを落とすことができるとご紹介してきました。
ですが、「強アルカリ性っていっても、結局は水なんでしょ?」と、まだ疑っているかもしれませんね。
そんな疑問に答えるため、これからアルカリ電解水を使い
● フローリングの掃除テクニック
● エアコンの掃除テクニック
● 除菌方法
について、ご紹介していこうと思います。
どれも簡単にできるテクニックなのでぜひ、参考にしてください。
アルカリ電解水でフローリング掃除
きれいに見えてもフローリングは汚れがたくさんあります。
※フローリングの主な汚れ
● 裸足で歩いたときの皮脂
● ホコリ
● ダニやダニのフン・死骸
● 髪の毛
● カビ菌
髪の毛のように、目に見える汚れもありますが、ダニなど、フローリングには「目には見えない」汚れもあります。
そういった汚れのすべてを「アルカリ電解水」を使って落としていきましょう。
1.アルカリ電解水をフローリングにスプレーする
アルカリ電解水をフローリングに直接スプレーしていきましょう。
※注意点!
100%水でできていますが、「強アルカリ性」なので、素肌に触れないよう気をつけてください。
手肌が弱い方は「ゴム手袋」を使用すると安心です。
2.フロアモップで拭く
スプレーした場所をフロアモップなどで「乾拭き」していきましょう。
100%水でできているので「2度拭きは不要」です。
※注意点!
1. 「ドライシート」を使用すること
乾拭きになります。ウェットシートではなくドライシートを使用しましょう。
2. 乾くまで「素足」で歩かないこと
100%水でできていても、成分は「強アルカリ性」です。濡れている状態で素肌に触れると肌荒れの原因となるので注意しましょう。
乾いてしまえば「なにも残らない」ので安心して素足で歩けます。
上の写真は、アルカリ電解水を使ってフローリングを掃除した後のフロアモップです。
黒く汚れているのがわかりますね。
普段は気づきにくいですが、掃除機をかけていてもフローリングは、拭き掃除をしないと汚れが落ちないことがわかります。
アルカリ電解水で拭き掃除をすると、「ベタつきやザラつき」がとれ、気持ちがいいですよ。
アルカリ電解水でエアコン掃除
エアコンの掃除はどんな洗浄剤がいいのか悩むところですが、「アルカリ電解水」がおすすめです。
※エアコン掃除におすすめの理由
● 洗い流す必要がない
● サビ・故障が起こりにくい
界面活性剤入りのアルカリ洗浄剤には、防腐剤など様々な成分が配合されています。そのため、洗い流しや2度拭きが必要になるのです。
流し残しなどがあると、サビや故障の原因となるので、「安全性が高く2度拭き不要」の「アルカリ電解水」がおすすめなんですね。
ではさっそく、エアコンクリーニング開始です。
1.エアコンのコンセントを抜く
安全のため、エアコンのコンセントは必ず抜いてから掃除を開始しましょう。
2.アルカリ電解水を雑巾にスプレー
エアコンは繊細な家電です。直接スプレーはせず、雑巾などにスプレーしてから拭きましょう。
汚れが落としやすいよう、「雑巾がしっとりする」くらい濡らしてください。
※注意点!
● ゴム手袋必須!
エアコン掃除は、アルカリ電解水が「素肌に触れやすい」ので、手荒れ防止のため必ず「ゴム手袋」を着用しましょう。
3.エアコンの外側を拭く
アルカリ電解水を塗布した雑巾で、エアコンの外側を拭いていきます。
エアコンの外側はホコリだけでなく、設置場所によっては「油分など」で汚れがこびり付く場合もあります。しっかりと拭いていきましょう。
4.ルーバー(羽)を拭く
ルーバー(羽)は掃除を怠ると「黒カビ」が発生し、見た目が悪いだけでなく「アレルギー症状」を引き起こす原因となります。
なのでしっかりと掃除をしていきましょう。
ルーバーを拭くときは、手で「やさしく動かしながら」拭いていきます。
ルーバーは繊細で壊れやすいので、無理に動かさないように気をつけてくださいね。
エアコンをアルカリ電解水で拭き掃除した後の雑巾です。茶色い汚れがベッタリと付いています。
じつは先月、エアコンの拭き掃除をしたばかりなのですが、たった1ヶ月でこんなにも汚れてしまうものなんですね。
エアコンの外側は汚れやすく、拭き掃除の大切さがよくわかりました。
エアコンの外側がきれいになると、内部の汚れも気になりますね。
フィルターはホコリが溜まりやすいので、掃除機などを使って定期的にクリーニングをしましょう。
ですが、フィルター以外のエアコンの内部は、とても繊細・複雑にできています。
わたしたちが下手に手を出してしまうと「故障など」を引きを越す原因となりますので、エアコン内部のクリーニングは「プロにお願い」しましょう。
関連記事:エアコンクリーニングを自分で掃除する方法!!掃除の仕方や手順・道具を解説
アルカリ電解水の除菌方法
アルカリ電解水は「強アルカリ性」のため、除菌効果もすぐれています。
「アルコールがない場合の代用」としての効果も十分期待ができますよ。
※マスクの除菌方法
1. マスクにスプレー
2. 自然乾燥
マスクは、コロナウィルスなど、病気が流行すると品切れになり、使い捨てマスクも使い回す必要がでてきます。
そんなときに気になるのが「マスクについた雑菌」ではないでしょうか?
マスクに直接スプレーし、乾かしておけば「強アルカリ性」の力でしっかりと「除菌」されますよ。
またアルカリ電解水は、除菌効果だけでなく、マスクの気になる臭いを「消臭」してくれます。
※まな板の除菌方法
1. まな板にスプレー
2. 自然乾燥
3. 洗い流し不要
肉や魚を切った後のまな板の除菌に、漂白剤を使用している方は多いかと思います。
ですが、漂白剤は除菌後の洗い流しに気を使いませんか?
100%水からできているアルカリ電解水なら、「スプレーして乾かす」だけでOKです。
面倒な洗い流しや薬剤残りを気にする必要はありません。
食材を扱うからこそ、安全なアルカリ電解水を除菌に使用することをおすすめします。
同じく食品を扱う、冷蔵庫などの除菌や掃除にも、アルカリ電解水を使うと安全ですね。
※注意点!
アルカリ電解水は強アルカリ性のため、濡れている状態で触れると手荒れなどの原因になります。
必ず「乾いてから」素肌で触れるようにしましょう。乾くと「なにも残らない」ので安心してください。
アルカリ電解水を作ってみよう!
アルカリ電解水は、簡単に汚れを落とすことができるのでとても便利です。そのため、すぐに使い切ってしまうかもしれませんね。
「アルカリ電解水、買い忘れた!」なんてことになると、今日の掃除はどうしようか困ってしまいます。
そんなときに役に立つ、自宅でできる「アルカリ電解水の作り方」をご紹介します。
とはいっても、水を「電気分解」するのは特別な機器が必要です。
なので今回は、「熱分解」で同じような働きをする「炭酸ソーダ水」の作り方をご紹介します。
※必要なもの
● 重曹:小さじ1
● 水 :200㎖
● 鍋 :アルミ以外(フライパンでもOK)
アルカリ電解水(炭酸ソーダ)の作り方
1.鍋に「重曹:小さじ1」を入れます。
2.鍋に「水:200㎖」加え、重曹と混ぜ合わせます。
3.中火で「沸騰するまで」加熱していきます。
4.沸騰したら「弱火:5分」煮つめていきます。
5.冷めたら、スプレーボトルに入れて完成です。
重曹と水を混ぜ合わせてから、煮つめるだけで、簡単にアルカリ電解水が作れますよ。
アルカリ電解水を切らしたときや、手作りに興味がある方は挑戦してみてください。
※注意点!
1. アルミ鍋は使用しない
アルミ製品は重曹に反応し「黒ずむ」ことがあります。
2. 素肌で触れない
手作りのアルカリ電解水も「アルカリ濃度が高い」です。
手荒れの原因となるので気をつけましょう。
※補足
手作りのアルカリ電解水(炭酸ソーダ)も汚れを落としてくれますが、販売されているアルカリ電解水と比べると効果が弱いです。
なので、アルカリ電解水がないときなどの代用として使用するといいでしょう。
手作りのアルカリ電解水で鏡を掃除しよう!
自分で作ったアルカリ電解水(炭酸ソーダ)はどのくらい汚れに効果があるか?
実際に鏡掃除に使い、検証していこうと思います。
鏡はお子さんが素手で触ってしまうと、手垢汚れ(酸性汚れ)がなかなか落ちずやっかいですよね。
そんなやっかいな手垢汚れ、手作りアルカリ電解水で落ちるのでしょうか?
上の写真は、我が家の洗面所の鏡です。
少しわかりにくいですが、「赤く囲んである」ところに、「手垢がベッタリ」とついているのが確認できますね。
1.鏡全体にスプレーする
汚れを中心に鏡全体を、手作りアルカリ電解水でスプレーします。
2.乾拭き
雑巾などで乾拭きをしていきます。
このとき、「汚れを擦り落とす」ように、「少し強めに」乾拭きしていきましょう。
こちらが鏡掃除後の写真です。
手垢汚れが、あともなくきれいに落ちました。
掃除前と掃除後の鏡の写真を並べてみると、汚れがしっかり落ちたことがよくわかります。
市販のアルカリ電解水と比べると、手作りは汚れを落とす効果が弱いといわれています。
ですが、手垢など頑固な汚れでなければ、「日常の掃除に活躍」してくれることがわかりましたね。
アルカリ電解水の注意点!
様々な汚れを落とし、除菌までしてくれる有能なアルカリ電解水ですが、使用できな場所があったりと、いくつか注意点があります。
※アルカリ電解水が使えない場所
● 漆器
● 銅製品
● 革製品
● ニス塗りの家具
● クリアコーティングされたもの
(メガネ・PCなどの液晶画面)など
● 宝石類
● 車の塗装
これらの場所は、「コーティング」などが剥げる恐れがあるので、使用しないでください。
※使用上の注意点!
● 素手で触れないよう気をつける
● 乾くまで触れない
● 目に入らないよう気をつける
アルカリ電解水は水からできているので「乾けばなにも残りません」が、濡れいる状態では「強アルカリ性」のため「タンパク質を分解」します。
そのため、「肌が荒れやすく」また「目に入ると危険」です。気をつけましょう。
まとめ:アルカリ電解水は汚れ落としに最適!
アルカリ電解水は、水でできているので安全に使用でき、また洗浄能力や除菌効果が高い優秀な洗浄剤です。
● アルカリ電解水は水を電気分解して作る「水100%」の洗浄剤
● 水でできているので2度拭き不要
● 強アルカリ性のため「洗浄効果・除菌効果」が高い
● 酸性(油・タンパク質)汚れに効果を発揮
● 重曹・セスキ炭酸ソーダと比べるとアルカリ濃度が高い
● 使い方は「直接スプレーする・雑巾にスプレーする」の2つ方法がある
● フローリングには直接スプレーして掃除をする
● エアコンは電化製品のため、雑巾にスプレーしてから汚れを拭く
● 肌に触れるマスクや食品を扱うまな板の除菌に最適
● 重曹と水でアルカリ電解水を自分で作ることができる
● 手作りのアルカリ電解水も鏡などの手垢汚れがよく落ちる
● アルカリ電解水は強アルカリ性のため扱いには注意が必要
アルカリ電解水を掃除や除菌にお役立てください。