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毎日使う「電子レンジ」。
気づいたら、汚れや臭いが気になっていませんか?
しかも、家庭にあるものを使って掃除ができるので、特別な洗剤などを用意する必要はありません。
今回は、電子レンジの掃除で必要な情報をまとめてご紹介いたします。
- セスキ炭酸ソーダを使用した掃除のやり方
- レモンを使った掃除のやり方
- 頑固な汚れを重曹ペーストを使用して落とす方法
- アルコールスプレーで外側の掃除をするやり方
- お酢で消臭をする方法
電子レンジを掃除する方法5つ!家にあるものでOK
今回ご紹介するクリーニング方法は、どれも「セスキ炭酸ソーダ水やレモン水を、電子レンジでチンするだけ」の簡単にできるやり方ばかりです。
また、食品カスなどが焦げ付き、落ちにくい汚れを重曹を使用して、簡単に落とす方法も合わせてご紹介します。
セスキ炭酸ソーダで電子レンジを掃除しよう!
様々な汚れを落とす、ナチュラルな洗浄剤として注目度が高まっている「セスキ炭酸ソーダ」。
もちろん、電子レンジの掃除に活躍してくれますよ。
基本的なやり方は、セスキ炭酸ソーダ水を電子レンジで温め、濡れ雑巾で拭き取るだけ!
- セスキ炭酸ソーダ:大さじ1
- 水:コップ1杯程度
- 耐熱容器:マグカップなど
- 雑巾
上記4つの用意ができれば、すぐに掃除を始められますよ。
さっそく、やってみましょう。
1.セスキ炭酸ソーダ水を作る
耐熱性のマグカップに水を入れ、「セスキ炭酸ソーダ:大さじ1」を加え、よく混ぜ合わせていきます。
2.電子レンジで温め、蒸らす
でき上がったセスキ炭酸ソーダ水を、ラップをせずに電子レンジで「5分」ほど温めます。
その後扉は開けずに、「15〜20分」ほど蒸らしていきましょう。
セスキ炭酸ソーダ水の蒸気を庫内にしっかりと充満させることで、汚れを浮かし、掃除をしやすくしてくれます。
このとき長時間放置してしまうと、庫内が冷えて汚れを落とすことが難しくなります。
時間の置きすぎには注意しましょう。
3.拭き上げ
蒸らし終わったら、濡れ雑巾ですみずみまで拭いていきましょう。
オーブン機能も付いている大きめの電子レンジは、奥まで拭くのが少し大変ですが、汚れの拭き残しがないように気をつけてくださいね。
濡れ雑巾で拭いていくと、とても汚れているのがよくわかりますよ。
電子レンジの主な汚れは、食品カスなどの「タンパク質(酸性)」です。
セスキ炭酸ソーダは「アルカリ性」なので、酸性の汚れを中和させ、簡単に汚れを落とす手助けをしてくれます。
\ もっと詳しく /
セスキ炭酸ソーダの使い方と使ってはいけない場所!油汚れや洗濯槽、カビ対策に便利
(除菌水)アルカリ電解水の使い方・作り方・注意点!フローリングやエアコンの汚れを落とすテクニック
レモンで電子レンジを掃除しよう!
果物のレモンも、電子レンジのクリーニングに大活躍してくれますよ。
レモンで掃除する方法も、レモン水を作り電子レンジで温め、濡れ雑巾で拭いていくだけでとても簡単です。
- レモン:1個(傷んでいてもOK)
- 水:1/2カップ
- 耐熱容器:大きめを用意
- 雑巾
セスキ炭酸ソーダのときはマグカップを使用しましたが、レモンの場合は果汁をしぼりやすいように「大きめの耐熱容器」を用意するといいでしょう。
1.レモン水を作る
大きめの耐熱容器に、「水:1/2カップ」を注ぎ、半分にカットした「レモン:1個分」をしぼっていきます。
しぼり終わったレモンは捨てずに耐熱容器に入れ、一緒に電子レンジで温めましょう。
2.電子レンジで温め、蒸らす
レモン水を、ラップをせずに電子レンジで「3分」ほど温めます。
その後扉は開けずに、「5分」ほど蒸らしていきましょう。
庫内に充満したレモン水の蒸気が、油や水垢による汚れを浮かしてくれますよ。
3.拭き上げ
蒸らしが終わったら、濡れ雑巾で拭き残しがないように、しっかりと汚れを除去していきます。
レモンの力で掃除をしたら、雑巾がこんなに茶色くなりました。
レモンの皮に含まれている「リモネン」には、油を分解する力があります。
ただ水拭きするだけではなかなか落ちないベタベタした油汚れを、レモンを使うことでスッキリと落としてくれます。
また、レモンに含まれている「クエン酸」は電子レンジにこびりついた「アルカリ性の水垢」の除去と「消臭効果」が期待できます。
つまり、レモンを使ってクリーニングをすると「油分を含む酸性汚れ」「水垢のアルカリ性汚れ」「消臭」と3つの効果を発揮してくれるのです。
使い忘れたレモンがあれば、捨てずに活用しましょう。
重曹ペーストで電子レンジの頑固な汚れを掃除しよう!
電子レンジの汚れを放置しすぎると頑固なこびり付きとなり、なかなか落ちないこともありますよね。
そんなときは、「重曹ペースト」を使用すると、頑固な汚れもスルスルと簡単に落とすことができますよ。
- 重曹
- 水
- ラップ
- 雑巾
重曹ペーストを汚れに塗り、ラップでパックしていきます。
このやり方をマスターすれば、電子レンジ以外にも、ガスコンロなどのこびり付きにも応用できるので、ぜひ活用していきましょう。
1.重曹ペーストを作る
「重曹3:水1」の割合で、重曹ペーストを作っていきます。
ボールに重曹を入れ、水を少しずつ加えていきましょう。
重曹は水に溶けにくいので、いっきに水を加えると、ペースト状になりにくいので気をつけてくださいね。
また、「いちいち計るのが面倒だな」という方は、ティースプーンなどで重曹がペースト状になるまで少しずつ加えてもいいですよ。
そんなときは、水ではなく「ぬるま湯」を加えるとペーストが作りやすくなりますよ。
2.重曹ペーストを塗布
電子レンジがこのように、茶色く焦げ付きこびり付いていることがありますよね。
そういった頑固な焦げ付きに、重曹ペーストをしっかり塗り広げていきましょう。
3.ラップでパック
塗った上から、ラップを貼り「5〜30分」パックします。
パックする時間は、焦げ付き具合をみて調整してください。
4.重曹を取り除く
時間がきたらラップを剥がし、重曹ペーストを取り除いていきましょう。
雑巾でまとめ、くるむと取り除きやすいですよ。
5.拭き上げ
最後に、重曹が残らないよう、濡れ雑巾でしっかりと拭いていきましょう。
念入りに水拭きするようにしてくださいね!
茶色く変色した焦げ付きが、スッキリ落ちたのがわかりますか?
重曹ペーストなら、頑固な汚れも手間なく簡単に落とせました!
重曹は、セスキ炭酸ソーダと同じ「アルカリ性」なので、油分のある「酸性」汚れをしっかりと除去してくれます。
重曹ペーストは、油などのタンパク質汚れを落とすのに向いているので、電子レンジの掃除以外にも挑戦してみてくださいね。
アルコールスプレーで電子レンジの外側を掃除しよう!
電子レンジの外側は、料理の油などとホコリがまじり、想像以上に汚くなっています。
外側の汚れを落とすには、「アルコールスプレー」が一番です。
アルコールスプレーで掃除をすると、ベタつきなどもスッキリと落ちますよ!
やり方はとっても簡単です。
アルコールスプレーを、しっかりと吹きかけます。
あとは雑巾で拭いていくだけです。これで電子レンジの外側の汚れが落ち、ピカピカになります。
見落としがちな、裏側も忘れずに拭き上げましょう。
ホコリなどがたくさん付いてますよ。
外側も、アルコールスプレーで拭いてみるとこんなに汚れていました。
触れてみると、ザラつきやベタつきが取れ、キレイになったことが実感できます。
アルコールスプレーは、電子レンジの外側だけでなく、軽い汚れであれば、庫内の拭き掃除にも使用できます。
お酢で電子レンジの消臭をしよう!
セスキ炭酸ソーダやレモンを使って掃除をすると、電子レンジの悪臭はだいたい取ることができます。
しかし魚などの食品を温めると、なかなか臭いが取れないことも。
そんなときは、「お酢」で一気に消臭できますよ。
お酢で消臭をする方法は、庫内の掃除と同じ!
- お酢:1/4カップ
- 水:1カップ
- 耐熱容器
- 雑巾
上記4つを使用して、頑固な電子レンジの悪臭を取り除いていきましょう。
1.酢水を作る
耐熱容器に「水:1カップ」を注ぎ、「お酢:1/4カップ」を加え、酢水を作りましょう。
2.電子レンジで温め
できあがった酢水を電子レンジで「3分」ほど温めていきます。
3.拭き上げ
3分後、酢水を取り出し、濡れ雑巾で拭き取っていきます。
4.乾燥
水拭き終わったら、庫内をしっかりと乾燥させましょう。
乾く頃には電子レンジ内の悪臭も、お酢の臭いもスッキリと消えていますよ。
しっかりとお酢で消臭し、気持ちよく料理を温めましょう。
電子レンジの汚れの原因は?
そもそも、なんで電子レンジはあんなに汚れているのでしょうか?
原因をいくつか挙げてみましょう!
- 食品カス
- 油
- 水垢
電子レンジで温められた食品から、「食品カス」や「油」が飛び散り、また、温められ発生した蒸気が乾くと「水垢」となってこびり付きます。
後ほど詳しくご説明しますが、こういった汚れを放置することは、「見た目が汚い」という問題だけでなく、事故や食中毒などを引き起こす原因にも。
「でも掃除はめんどうだし、多少汚くてもいいかな」と放置せず、大事になる前にしっかりとクリーニングをしていきましょう。
関連記事:(除菌水)アルカリ電解水の使い方・作り方・注意点!フローリングやエアコンの汚れを落とすテクニック
電子レンジの悪臭の原因は?
電子レンジの悩みは、汚れだけではないですよね。あのなんともいえない「悪臭」はどうして起こるのでしょうか?
この悪臭は、電子レンジを使用したときに飛び散る食品の、タンパク質など栄養を含んだ水蒸気が原因で発生します。
この悪臭の原因となる水蒸気を放置することで、「腐敗臭」へと変わり、電子レンジ特有の悪臭が発生するのです。
電子レンジの汚れを放置する危険性!
先ほど、「電子レンジの汚れは見た目だけの問題ではない」とご説明しました。
では、汚れを放置するとどんな問題が起こるのでしょうか?
- 消費電力の増加
- 菌が発生し食中毒の原因に
- 食品カスから発火し火災の危険性
このように実は汚れだけではない、重大な問題を汚れた電子レンジは抱えているのです。順を追ってご説明していきますね。
電子レンジの汚れ問題:消費電力増加
「電子レンジの汚れが原因で消費電力の増加?」と疑問に思う方も多いでしょう。
しかし、汚れがジャマをして、うまく熱が伝わらなくなってしまうのです。
電子レンジは、どれが温める食品か?汚れは温める必要がないのか?などを考えることが残念ながらできません。
そのため、汚れも温めようとして消費電力が増加するのです。
そうならないためにも常に清潔な状態を保ちましょう。
電子レンジの汚れ問題:食中毒
ご家庭の電子レンジの扉は、閉じたままにしていることが多いですよね。
そのため、庫内は食品を温めたときに発生した水蒸気などの水分がこもっています。
その水分と菌が喜ぶ栄養たっぷりの汚れが、電子レンジの密閉された庫内で混ざると「カビ」が発生するのです。
汚れた電子レンジを使用するということは、「カビだらけの密室に食品を置き、さらに加熱する」ことと同じなのです。
カビだらけの電子レンジを使用すれば、食中毒の危険性もどんどん増します。
「たかが汚れ、されど汚れ」ですよ。
電子レンジの汚れ問題:発火による火事
庫内に放置した汚れが原因で、電子レンジが発火する危険性があります。
電子レンジはガス火などと違い、「少しくらいなら」と目を離すこと多いもの。
そんなとき、運が悪く電子レンジが発火し、発見したときには手遅れ、火災に繋がってしまうことが起きないとはいいきれません。
このように電子レンジの汚れには、見た目以上の問題を多く抱えているのです。
電子レンジを掃除する頻度はどれくらいが最適?
電子レンジは、1週間に1回程度、この記事の方法で掃除をするとかなりきれいに保つことができます。
さらに、汚れが付くたびに拭き取ったり、ラップを使って食品の飛び散りを防いだりするのも有効ですよ。
電子レンジは簡単にきれいにできる!
セスキ炭酸ソーダやレモンなどを使って、電子レンジの掃除の仕方や消臭方法をご説明してきました。
最後におさらいをしていきましょう。
- 電子レンジの汚れや悪臭の原因は食品カスや水垢によるもの
- 汚れを放置すると「消費電力増加」「食中毒の危険性」「発火による火事」などの問題が起こる
- セスキ炭酸ソーダを温めるだけで汚れを落とすことができる
- レモンを使えば汚れの除去だけでなく消臭効果もある
- 頑固な汚れには重曹ペーストで掃除をする
- 電子レンジの外側の掃除にはアルコールスプレーを使用する
- お酢には消臭効果がある
今回は、様々な掃除方法をご紹介しました。
どれも簡単に電子レンジの庫内の汚れを落とすことができるので、あなたにあった方法を選んで実践してみてください。
また庫内の汚れだけでなく、アルコールスプレーで外側の汚れを落とすことや、お酢での消臭もしっかりと行い、気持ちよく電子レンジを使っていきましょう。
\ キッチンのレンジフードもピカピカに/