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「魚焼きグリル」は、魚をおいしく食べるのに欠かせない調理器具の一つですよね。
また最近は、焼き魚以外にお肉などの料理にも活用する方が増えてきています。
ですが魚焼きグリルは、おいしく料理を作ることができる反面、その後の掃除が大変なイメージがないですか?
でも実は、そんなことないんですよ。魚焼きグリルの掃除を簡単にする方法があるんです。
今回は、魚焼きグリルの「掃除方法から、汚れや臭いの防止方法」まで、内容盛りだくさんにご紹介します。
- 魚焼きグリルの汚れの原因とはなにか?
- 掃除が楽になる魚焼きグリルの分解方法
- 「網・受け皿・庫内」別の掃除方法
- 魚焼きグリルの掃除におすすめの洗剤
- 魚焼きグリルの汚れと臭い予防方法
魚焼きグリルの汚れの原因は?
焼き魚をした後のしつこい汚れ、原因はなんなのでしょうか?
・魚焼きグリルの汚れの正体
- 魚を焼いたときに出る油
- 魚の皮や身の焦げ付き
主にこの2つが、魚焼きグリルの汚れの原因です。
魚の油と聞くと、焼いたときに落ちる「受け皿」の汚れが思い浮かびますね。
ですがそれだけでなく、魚焼きグリルの「庫内」にも、焼いたときに飛び散った油で汚れていますよ。
掃除前に魚焼きグリルを分解しよう!
魚焼きグリルは大きいので、それだけで掃除が大変そうに感じていませんか?
ですが、魚焼きグリルは簡単に「分解する」ことができるんです。
・魚焼きグリルを分解
- 網
- 受け皿
- 扉
この3ヶ所は簡単に分解できます。
網と受け皿が分解できることは知っていても、「扉が分解」できることを知らない方も多いかもしれませんね。
ですが、ドライバーがあればこのように、簡単に取り外せますよ。
扉と受け皿を分解するだけで、魚焼きグリルの掃除がとても楽になります。
魚焼きグリルを掃除しよう!
ではさっそく、魚焼きグリルの掃除をしていきましょう。
魚焼きグリルの主な汚れは、「魚の油と焦げ付き」です。
この2つは「酸性」なので、反対の「アルカリ性」の洗剤を使い、中和させることで簡単に汚れを落とすことができます。
・魚焼きグリルの掃除に使える洗剤
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
- オキシクリーン
- マジックリン
- クエン酸
この一覧にある、「クエン酸」をみて、掃除に詳しい方は疑問に感じるかもしれませんね。
「なぜ、魚の油(酸性汚れ)に、同じ酸性のクエン酸を使うの?」と。
確かにクエン酸だけでは、同じ酸性汚れである「魚の油」を、落とすことはできません。
ですが、重曹と一緒にクエン酸を使うことで、「汚れを浮かせる手助け」をしてくれます。
では詳しい方法は、魚焼きグリルの掃除をしながらご紹介していきましょう。
魚焼きグリル:網の掃除
魚焼きグリルの網は、「焦げ付き汚れ」が付着していることが多いです。
そこで、焦げ付き汚れを落とすのが得意な「重曹」を使って掃除をしていきます。
・用意するもの
- 重曹
- 大きめのビニール袋
大きな魚焼きグリルも、ビニール袋を用意すると「浸け置き洗いがやりやすく」なりますよ。
1.ビニール袋に網を入れます
2.重曹を振りかけ、「40℃程度」のぬるま湯を注ぎます
・分量
- 40℃のお湯:1ℓに対し
- 重曹:大さじ2
3.ビニール袋を閉じ、「30分〜1時間」浸け置きします
4.浸け置き後、スポンジなどで汚れを落としていきます
このときのスポンジを、「メラミンスポンジ」にすると、さらに焦げ付き汚れが落ちやすくなるので、おすすめです。
5.汚れが落ちたら、水で流して終了です
頑固な焦げ付き汚れがきれいに落ちました。
洗う前と比べてみると、魚の身などでこびり付いた汚れが、きれいに落ちたのがよくわかりますね。
その他の方法:重曹+クエン酸
軽い汚れであれば、重曹とクエン酸の化学反応を使って、汚れを浮かす方法があります。
「重曹:大さじ2」+「クエン酸:大さじ1」
を振りかけ、その上から「ぬるま湯を」かけると、二酸化炭素が発生し、勢いよく発泡をはじめます。
その泡が、魚焼きグリルの汚れを浮かしてくれますよ。
※頑固なこびり付き汚れには効果が薄いです。軽い汚れを浮かすのに効果的な方法です。
魚焼きグリル:受け皿の掃除
魚焼きグリルの受け皿は、魚を焼いたときに落ちた油でギトギトに汚れています。
油によるしつこい汚れを落とすのは「セスキ炭酸ソーダ」が得意です。
・用意するもの
- セスキ炭酸ソーダ
- 大きめのビニール袋
1.ビニール袋に受け皿を入れます
※もし、魚焼きグリルの「網の焦げ付き」が「軽い場合」は一緒に入れてもOKです
2.セスキ炭酸ソーダを振りかけ、「50℃程度」のお湯を注ぎます
・分量
- 50℃のお湯:1ℓに対し
- セスキ炭酸ソーダ:大さじ1
3.ビニール袋を閉じ、「30分〜1時間」浸け置きします
4.浸け置き後、スポンジなどで汚れを落としていきます
5.汚れが落ちたら、水で流して終了です
魚の油でギトついていた受け皿が、ピカピカになりました。
オキシクリーンとワイドマジックリンもおすすめ
今回、魚焼きグリルの受け皿の掃除に、セスキ炭酸ソーダを使いましたが、その他にも魚の油汚れを落とすのが得意な洗剤があります。
・その他のおすすめ洗剤
- オキシクリーン
- ワイドマジックリン
この2種類の洗剤を、セスキ炭酸ソーダの代わりにお湯に溶かして使っても、魚焼きグリルの汚れをスッキリと落としてくれますよ。
・オキシクリーン
出典:キッチンお掃除での使い方/オキシクリーン(Oxl CLEAN)公式サイト
・ワイドマジックリン
出典:花王株式会社/マジックリン/キッチン
オキシクリーン | 洗濯物の汚れを落とす「オキシ漬け」で有名なオキシクリーンですが、実は魚などの油汚れにも使えます。 |
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ワイドマジックリン | 油汚れを落とすのが得意な「マジックリン」の粉末タイプが、「ワイドマジックリン」です。 1本用意しておくと、魚焼きグリルだけでなく、換気扇などの浸け置き洗いをするのに重宝しますよ。 |
どれも油汚れをスッキリと落とす優秀な洗剤です。あなたの好みや購入しやすさで、選んでみてください。
魚焼きグリル:庫内の掃除
魚焼きグリルの網や受け皿はこまめに掃除する方でも、「庫内の掃除」を頻繁にする方は少ないのではないでしょうか?
庫内の中を覗いてみると、魚の油の飛び散りで意外と汚れていますよ。
庫内の汚れは、油汚れを落とすのが得意な「セスキ炭酸ソーダ」をスプレーにして、掃除しましょう。
1.掃除に使う「セスキ炭酸ソーダスプレー」を作ります
・材料
- セスキ炭酸ソーダ:小さじ1〜2
- 水:500ml
・作り方
- スプレーボトルにセスキ炭酸ソーダ小さじ1〜2を入れる
- 水500ml注ぐ
- よく振って混ぜる
この方法で、簡単にセスキ炭酸ソーダスプレーができあがります。
セスキ炭酸ソーダスプレーは、魚焼きグリルの他にも「キッチンの油汚れ」などに活用することができます。
あまったら換気扇など、その他の掃除に使ってみましょう。
2.魚焼きグリルの庫内全体に、セスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかける
庫内の汚れが軽い場合は、その後すぐに雑巾などで汚れを拭いていくだけで、きれいになります。
ですが油汚れなどがこびり付き、落ちにくい場合は、次にご紹介する「セスキ炭酸ソーダパック」をしてみましょう。
3.セスキ炭酸ソーダパックをする
庫内の油汚れがこびり付き、落ちにくい場合は「セスキ炭酸ソーダでパック」をすると、汚れが落ちやすくなりますよ。
・必要なもの
- セスキ炭酸ソーダスプレー
- キッチンペーパー
・やり方
セスキ炭酸ソーダをスプレー後「キッチンペーパー」を貼り付け、「30分〜1時間」時間を置きます。
汚れを拭くだけでなく、パックをするひとてまを加えるだけで、汚れの落ちやすさが変わってきますよ。
4.汚れを拭く
30分〜1時間後、キッチンペーパーを取り外し、庫内を雑巾などで拭いていきます。
庫内の奥まで拭くのは少し大変ですが、そんなときに役に立つのが「お掃除棒」です。
「割り箸」に「キッチンペーパー」などを巻きつけた「お掃除棒」を作ると、庫内の奥まで拭きやすくなります。
5.水拭き
最後にしっかりと水拭きをして、魚焼きグリルの庫内掃除が終了です。
庫内の油汚れがきれいになり、これからも気持ちよく魚を焼くことができますね。
マジックリン ハンディスプレーもおすすめ
今回は、環境に優しく油汚れを落とすのが得意な「セスキ炭酸ソーダ」を使って、魚焼きグリルの庫内の掃除をしました。
・マジックリン ハンディスプレー
出典:花王株式会社/マジックリン/キッチン
ですが、同じく油汚れを落とすのが得意な「マジックリン ハンディスプレー」おすすめです。
マジックリン ハンディスプレーも同じように、パックして掃除することが可能ですよ。
また、魚焼きグリル以外のキッチンの油汚れをしっかりと落としてくれる有能な洗剤です。
魚焼きグリルの汚れを予防しよう!
せっかくきれいに掃除した魚焼きグリルですから、いつまでも清潔な状態をキープしたいですよね。
使う前に少し工夫をするだけで、その後の掃除を楽にしてくれますよ。
・汚れ予防
- 網のこびり付きを防ぐ
- 受け皿の掃除を楽にする
- 魚の臭いを軽減する
次から、上記3つの方法について詳しくご紹介していきます。
サラダ油で網のこびり付きを予防!
網に「サラダ油を塗って」おくと、こびり付きなどを予防し、掃除が楽になります。
・用意するもの
- サラダ油
- キッチンペーパー
キッチンペーパーにサラダ油を含ませ、網に塗っていきます。
こうすることで、「サラダ油がワックス代わり」になり、魚を焼いたときの網に、「皮や身が付くのを予防」してくれます。
片栗粉で受け皿の掃除が楽に!
魚焼きグリルを使う際、受け皿に水を入れますが、その水に「片栗粉を足す」だけで、その後の掃除が楽になりますよ。
・用意するもの
- 片栗粉:大さじ4
- 水:200ml
「水:200ml」に対し、「片栗粉:大さじ4」を混ぜ、魚焼きグリルを使用します。
使用後、しっかりと冷ますと、受け皿の水が固まっています。
ペロンと剥がせるので、その後は簡単に汚れを落とすだけですみますよ。
コーヒーの出がらしで臭い対策!
食べるときは美味しそうな焼き魚の匂いですが、いつまでもキッチンが魚臭いのは困ります。
そんな頑固な焼き魚の臭い対策には、「ドリップコーヒーの出がらし」がおすすめです。
コーヒーを飲んだ後の出がらしには「消臭効果」があります。
なので、魚焼きグリルの受け皿の水に、「コーヒーの出がらしを入れて焼く」だけで、魚の臭いを軽減してくれますよ。
※コーヒーがない場合は、「お茶の出がらし」でもOKです
まとめ:魚焼きグリル掃除は簡単!
「大変・面倒」と思いがちな魚焼きグリルの掃除ですが、ちょっとした工夫で驚くほど楽に汚れを落とすことができますよ。
- 魚焼きグリルの汚れは「魚の油と焦げ付き」が原因
- 大きく掃除が大変そうに見えても分解すれば楽になる
- 魚の油は酸性なので「重曹とセスキ炭酸ソーダ」を使うとよい
- 「重曹+クエン酸」で汚れを浮かすことができる
- その他に「オキシクリーン・マジックリン」もおすすめ
- 庫内の頑固な汚れには「セスキ炭酸ソーダパック」がおすすめ
- 網の焦げ付き予防に「サラダ油」が効果あり
- 受け皿の汚れと臭い予防に「片栗粉・コーヒー」が効果あり
清潔な魚焼きグリルで、美味しい料理を作りましょう。