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そろそろ寿命かしら…?
当記事では、一般的に何年くらいが洗濯機の寿命と言われているのか、また、「こんなことがあったら買い替えのタイミングかも」という、買い替えサインをご紹介していきます。
洗濯機の寿命は何年が目安?
一般的に、洗濯機の寿命は目安として10年前後であると言われています。
2018年に内閣府が行った「消費動向調査」のデータによると電気洗濯機の平均使用年数は10.8年でした。
理由は、だいたいそれくらいの年数が経過すると不調が出てきたり、故障などが多くなってくることと、修理に出したくてもメーカー側が修理のための部品を保有していないことが挙げられます。
メーカーが修理用の部品を保有しておく期間は6年から7年。
それは、「長期使用製品安全表示制度」という法律により「設計上の標準使用期間」としてメーカーが洗濯機が安全に使える期間を6~7年と設定しているため、各社それ以上の期間は修理用部品を保有しないことになっているのです。
パーツ保有期間内に修理を依頼された場合は修理対応することができますが、パーツ保有期間を超えるとメーカーがパーツを保有しなくなり、修理ができなくなります。
【メーカー別】補修用性能部品の保有期間
ドラム式洗濯乾燥機 | 縦型洗濯乾燥機 | |
---|---|---|
Panasonic | 6年 | 7年 |
SHARP | 6年 | 6年 |
TOSHIBA | 6年 | 6年 |
HITACHI | 6年 | 6年 |
Haier | 6年 | 6年 |
洗濯機の寿命はドラム式と縦型で違う?
比較的、縦型洗濯機の方が長持ちするといわれていますが、残念ながら寿命に大きな違いはありません。
仕組みや構造に違いはあっても、メーカーが修理用部品の製造・保有を辞めてしまえば、故障したときに修理ができないので、どちらも寿命は6〜7年となってしまいます。
つまり洗濯機の寿命は型の種類はあまり関係なく、使用回数やお手入れによって変動します。
洗濯機の寿命は使用回数でも違いが出る?
洗濯機の寿命は10年前後、故障した場合は6~7年とお伝えしましたが、実は年数で考えるより使用回数で考えた方が正確に判断することができます。
先ほど「設計上の標準使用期間」に軽く触れましたが、これは下記の使用条件に基づいて設定されています。
1日の平均使用回数 | 1.5回 |
---|---|
1回の使用時間 | 標準コースの時間 |
1年間の使用日数 | 365日 |
1年間の使用回数 | 1.5 回×365 日=547.5回/年 |
つまり、毎日1.5回標準コースで洗濯した場合、寿命が6〜7年が目安という事です。
1日1回洗濯をする場合と、1日に2回洗濯する場合とでは洗濯機の寿命に違いが出てくるという可能性があるのです。
洗濯機の寿命がくる使用回数は約2,500回と言われています。ただし、2.500回使用したからと言って、必ずしも寿命がくるわけではありません。
使用方法や普段のお手入れによっても変わってくるので、あくまでも不具合が出る前に買い替えを検討する目安として知っておくといいでしょう。
洗濯機の寿命を感じる前兆
次に、何を目印にして買い換え時を測ればいいのかご紹介します。
洗濯の途中で止まってしまう
まず、洗濯の途中で止まってしまうようになったら買い換えどきでしょう。
複数回試してみてもなんども止まるようであれば、洗濯機のどこかにガタがきているということになります。
洗濯物を減らしてみて、何度か試しても止まってしまうようであれば修理を依頼するか、買い換えることをお勧めします。
ゴロゴロと異音がする、音が大きくなった
洗濯機は通常でもある程度の音がするものですが、「なんだか最近音が大きくなったなあ」と感じたら、それは買い替えどきのサインかもしれません。
ゴロゴロ、ガタガタという大きな異音が聞こえたら、洗濯機の置き方などの可能性もありますが、それ以上に内部で故障が起きてしまっている可能性が高いです。
洗濯機の音を毎日聞いていると、自分では音が大きくなったことに気がつかないかもしれません。
アパートやマンションで、近隣住民に指摘されて初めて気づいたというケースも少なくないようです。
水漏れする
水漏れが起きていると、これもまた故障の可能性が高いです。
排水ホースの接続不良や、排水ホースが切れて敗れているだけという可能性もありますね。
排水ホースが壊れているだけであれば、そこを新しいものと取り替えればいいだけなので比較的簡単に修理が可能です。
水漏れはひどいと洗濯機置き場の段差をはみ出して部屋中を水浸しにしてしまったり、最悪の場合は階下まで浸水してしまったりという可能性があります。
電源が入らない
電源が入らないのはもう紛れもなく故障ですね。
ここまでになってくると修理代も結構かさんでしまうことが多いので、修理するというよりは買い替えてしまった方が値段的にも安く済む可能性が高いです。
洗濯機を長持ちさせるコツ
洗濯機を少しでも長持ちさせるためのコツをご紹介します。
基本は「清潔に使うこと」ですよ。
洗濯物を入れすぎない
洗濯物を洗濯槽いっぱいまで入れてしまうのは、洗濯機に重い荷物を持たせているようなもの。大家族だったりまとめ洗いだったり、なるべく少ない回数で洗濯を終わらせたいのはわかりますが、やめておきましょう。
洗濯機によって異なりますが、おおよそ洗濯槽の7割〜8割くらいまでにしておくのがベストです。それ以上入れてしまうと上述のように洗濯機に負担をかけてしまうことになりますし、洗剤がしっかり行き渡らないなど、洗濯のクオリティを落とすことにもつながります。
洗剤や柔軟剤を使いすぎない
洗剤や柔軟剤は適量が決められています。
その適量通りに使えばしっかりと汚れが落ちたり、香りがついたりしますので、適量以上には使いすぎないようにしてください。
「汚れをしっかり落としたいから」「香りをたくさんつけたいから」など、洗剤や柔軟剤を使いすぎてしまうと、溶けきれなかった洗剤などが洗濯槽の中に残って汚れの原因となります。
そのまま放置しておくとカビの原因になって洗濯機の寿命を縮めてしまいます。
必ず適量を守って使用するようにしましょう。
定期的にメンテナンスをする
1ヶ月に一度くらいは、掃除モードで中を清掃したりしましょう。
特に洗剤入れなどはカビがたまりやすく、放置しておくと汚い水で洗濯していることになってしまいます。
本当は毎日洗濯槽を洗ったりするのが理想なのですが、現実的にそこまでするのは手間ですし、時間も有限です。せめて1ヶ月に一度でいいので、毎日洗濯してくれている洗濯機を綺麗にしてあげてください。
室内に置く
築年数が古めの物件では、部屋の中のスペースを確保するために洗濯機置き場が室外にしかないことがあります。そのような物件では当然として、洗濯機が雨風、砂にさらされますので劣化が早くなります。だいたい1.5倍〜2倍くらいは劣化が早くなるようです。
室外洗濯機置き場を物件を避けるのが一番望ましいですが、そうはいってもできないという方もいるでしょう。そういった方は、室外洗濯機を守るためのアイテムを利用しましょう。「洗濯機カバー」などと検索すればたくさん出てくるはずです。
また、自分で木の板などを買ってきてDIYでカバーを作るのもおすすめです。自分でやればおしゃれな見た目にできますし愛着も湧くことでしょう。
事前に管理会社や大家さんに確認を取っておきましょう。
洗濯機の寿命がくる前に買い換えるのがオススメ
ここまで買い替えサインについて紹介してきましたが、実は買い換えサインが出る前に買い替えてしまう方がオススメです。
というのは、買い替えサインが出る前であれば、中古で売った時や下取りの時にそれなりの価格で売れることが多いためです。買い替えサインが出て動かなくなってしまったような洗濯機を買い取ってくれる業者さんは少ないですし、下取りするにしても金額が大幅に下がってしまいます。
なのでだいたい6〜8年くらいで、そろそろ買い替えたいなあと思ったタイミングで買い替えてしまうのが結局一番お得になるのではないでしょうか。
洗濯機の寿命がきたとき処分方法は?
では、寿命が来て使えなくなった洗濯機はどのように処分すればいいのでしょうか?
洗濯機は、普通の粗大ゴミとして出すことはできませんので処分するにも注意が必要です。
- 回収してもらう
- 譲る
- リサイクルショップで売る
- 下取りに出す
など、処分するにも色々な方法があります。
「洗濯機を処分する方法6つ!リサイクル費用や安い引取も解説」に詳しく書いてますので、こちらも参考にしてみてください。
まとめ
ここまで、洗濯機の寿命について解説してきました。
- 洗濯機のおおよその寿命は10年程度
- ただし修理ができなくなるのは6〜7年程度
- 洗濯機をこまめに掃除して長持ちさせよう
- 買い替えサインが出たら修理か買い替えを
- 本当は買い替えサインが出る前に売るのがおすすめ
洗濯機が壊れてしまうと、売りに出そうと思っても買い取ってくれるお店がなくなってしまいます。
できれば買い替えサインが出る前か、買い替えサインが出てすぐの状態で売りに出したり下取りに出したりしたいですね。