コナダニの駆除と対策!小麦粉やプロテインは要注意! | カジタン

コナダニの駆除と対策!小麦粉やプロテインは要注意!

promotion

コナダニの駆除と対策!小麦粉やプロテインは要注意!

スギの花粉症の時期は終わっているのに咳が止まらなかったり、呼吸が苦しくなったりしてしまう、これは肺の病気かと思い病院で検査してもレントゲンに異常はない、ひょっとするとコナダニによるアレルギーかもしれません。

「えぇっ、別に身体は刺されていないよ」
「ダニは刺すんでしょう?」

実は刺さなくてアレルギー症状をもたらすダニがいるのです。

今回紹介するコナダニもそうしたダニの一種です。
食べ物に繁殖しやすく、うっかりすると大惨事になってしまうコナダニ、放置すると人を刺すダニも繁殖させてしまう厄介者です。

今回はコナダニの生態、被害、駆除、対策について考えてみたいと思います。

この記事を読めばわかることはざっくりこれ!

  • コナダニの特徴と生態
  • コナダニが繁殖しやすい環境、食べ物の特徴
  • コナダニが人体に及ぼす影響
  • コナダニとツメダニの関係
  • コナダニ退治と予防法

コナダニとはどういうダニなのか解説します

コナダニは0.3~0.4mmのダニの中でも小さなダニで、半透明~乳白色をしているので目立たず、肉眼では見ることができません。

写真を見ると、このような姿をしています。
コナダニ
※ケナガコナダニ

ただし、小さすぎて目には見えないので、参考までに知っておいてください。

コナダニが沸いているところの拡大写真を撮ると、このようにとんでもないことになっています。

大量発生しやすく、名前のように粉が部屋にまかれているように錯覚することもあります。
コナダニが粉のように見える場合、何万匹、何十万匹とそこに大量発生しているわけで、相当エグイ状況にあると思ってください。

コナダニは、卵→幼ダニ→前若ダニ→後若ダニ→成ダニの5段階で成長していくのが基本です。

小さなダニですが、まれに、前若ダニ→後若ダニの間に「ヒポプス」(移動若ダニ)と呼ばれる温度や湿度への耐性が高く、半年程度であれば絶食を生き延びることができる、「強化型コナダニ」が出現します。

ヒポプスは、温度や湿度への耐性が強く、飲まず食わずで半年間生きられ、殺虫剤などにも強い、まさにコナダニのニュータイプです。食べ物がある環境にたどり着くと、後若ダニになり、通常のサイクルに戻りますが、ヒポプスにならない環境づくりが必要です。

<ヒポプスが大量発生するとかなりグロイです>

抗生物質が効かない耐性菌のようなもので、ヒポプスが大量発生してしまうと、駆除が相当大変になります。

コナダニの繁殖場所は台所!?コナダニの生育環境を解説

コナダニはどのような環境で繁殖しやすいのでしょう?またそれらは我々の手で改善できるような環境なのでしょうか?

コナダニのエサ

コナダニのエサ

「コナダニ」という名前の通り、小麦粉やプロテインなどの粉が大好物ではありますが、それだけではありません。

砂糖、味噌、鰹節、煮干し、チーズ、チョコレートなど台所の調味料や乾物を中心に食品のほとんどがコナダニのエサになります。

つまり、冷蔵庫の残り物や、机の上のお皿の料理、食べかす等、いくらでもコナダニのエサになります。

粉の場合、普通の小麦粉(強力粉や薄力粉)よりも、ホットケーキミックスやお好み焼き粉、唐揚げ粉など、ふくらし粉や砂糖、卵等を混ぜた、ミックス粉のほうがコナダニが増えやすく、これはより栄養価が高く様々なものが入っているからだと言われています。

食べ物だけではなく、医薬品(薬)やワラなど草もエサになります。つまり、台所、キッチンだけではなく、畳がある部屋や薬箱周辺にもコナダニが繁殖する可能性があります。保存、保管がいい加減だと、エサがある場所どこにでもコナダニがわきそうです。

さらに、小動物の身体、そのエサ箱、家の中で育てている植物ありとあらゆる生物にコナダニは反せ良くします。

それに加えて、ホコリをエサにする場合もありこうなると、どこでもコナダニが繁殖する可能性があると考えた方がよさそうです。

コナダニが繁殖しやすい環境

コナダニが繁殖しやすいのは、上記のエサがある場所、かつ

  • 温度:25~30℃
  • 湿度:75~85%

の環境です。

つまりジメジメして蒸し暑い、梅雨~9月くらいにかけての夏場に繁殖しやすく、これは、コナダニをエサとしているツメダニが発生しやすい環境でもあります。

コナダニとツメダニの繁殖環境は似ていて、双方が大量発生する可能性もあります。

コナダニは高温多湿が好き

では、秋~冬~春は大丈夫かというとそうでもなく、暖房による部屋の室温上昇や加湿器によって湿度が上昇、水の結露などによって、温度と湿度の関係が夏場に近くなると、コナダニの繁殖を促してしまうことがあります。

つまり、特に夏場のキッチンに繁殖しやすいものの、一年中気が抜けないことになります。

コナダニは、高温多湿が好きなので、梅雨~秋口が最も繁殖しやすい時期になりますが、それ以外でも、結露ができやすい冬の時期には、大好きな湿気、そしてエサとなるカビがあるので油断はできません。

窓際や窓サッシ部分は冬場でも湿気が多く、コナダニが繁殖しやすいので、注意が必要です!

ここにコナダニはいる!

コナダニが多い、繁殖しやすい場所は以下の4か所です。もちろんここ以外にも繁殖するので注意してください。

1.食品棚、開封した食品があるところ

キッチン

小麦粉やホットケーキミックスを置く場所、というとわかりやすですね。
冷蔵庫や冷凍庫以外の棚やかごに入れている場合は、ここにコナダニがわきやすいです。

2.畳

畳

畳の原料である「イグサ」もコナダニのエサになり、繁殖しやすいところです。畳はマットに比べて吸湿性があるので(だから夏場は湿気を吸収して和室は過ごしやすい)、その副作用としてコナダニが大好きな多湿の餌場になってしまいます。

3.カビ

エアコン

お風呂場やエアコン周辺のカビもコナダニのエサになります。
もちろん、ダニ以上に雑菌の繁殖もありきれいにしたいところです。

4.窓枠、サッシ

窓

特に冬場コナダニが繁殖するのがこちらです。
室内と室外の気温差が大きく、簡単に結露してしまいます。
暖かい室内に水たまり、これではコナダニに繁殖してくれと言っているようなものです。

コナダニはすぐに増える【画像付き】

コナダニはすぐに増える

コナダニは他のダニよりも繁殖しやすく、条件が合えば、1日~2日で大量発生してしまいます。

特に粉の周囲で繁殖しやすく(エサが無限にあるわけで)、「粉かと思ったら様子がおかしい。粉が揺れているダニに入れ替わっていた!」(ギャー)ということがあります。

書いていて寒気がしてきました。食べ物の周囲に粉がふているような場合、カビではなくコナダニの可能性を疑ってください。

コナダニが繁殖し大量発生するとこういう感じでエラいことになってしまいます。これを処分するだけでも大きなストレスになり、しばらく食べ物が喉を通らないかもしれません。

コナダニはツメダニのエサになるので、ツメダニも増えて人が刺される

後述のようにコナダニは人を刺さないので、いくら増えても大丈夫と思われがちですが、そのコナダニをエサにしている「ツメダニ」というダニがいて、ツメダニは人を刺します。


※画像はツメダニ|西宮市ホームページより引用

ツメダニに刺されると、蚊に刺されたときの何倍ものかゆみが1週間くらい続き、お腹や太ももなどやわらかい場所を集中的にやられます。

コナダニもツメダニも高温多湿の環境で発生しやすく、どちらかだけ繁殖を防ぐというのは難しいので、ツメダニのエサとなるコナダニをまず予防する必要があります。

ツメダニについては
ツメダニの駆除方法!症状と刺された痕の特徴と対策
に詳しく書いているので併せて読んでいただければと思います。

コナダニは人を刺さないダニ!しかし重いアレルギーの原因になることも

コナダニは人にどのような害があるのでしょうか?

大前提として、コナダニは人を刺しません。
ダニの中にはツメダニやイエダニ、マダニにように人を刺し、それで腫れてかゆくなる種類もありますが、コナダニについては人を刺すことがありません。

0.3㎜~0.5㎜と非常に小さいこともあり、人に触れてもそれで傷が残ることはありません。

では無害かというとそうでななく、アレルギー反応を起こす場合があります。

コナダニによるアレルギーは一見軽くてもアナフィラキシーショックも起きる!

コナダニの人体への影響、被害はアレルギー反応として起こります。

具体的には、生きているコナダニを食品と一緒に食べてしまったり、死骸や糞を吸い込んだりすると、

  • 気管支喘息(咳)
  • アレルギー性結膜炎(目がかゆい、充血)
  • アレルギー性鼻炎(鼻が詰まる、鼻水、くしゃみ)
  • アトピー性皮膚炎(皮膚がかゆい)

のような症状が起きます。

スギ花粉症のひどいバージョンとイメージすると分かりやすいでしょう。花粉症は花粉が舞っている時期だけですが、コナダニアレルギーは高温多湿な環境&食べ物があると一年中かかる可能性があります。

花粉症くらいの症状なら、と油断している方、このアレルギー反応は「アナフィラキシーショック」も引き起こす可能性があります。

スズメバチに刺されたときに呼吸困難になって亡くなってしまったり、そばアレルギーの子が給食のそばを食べて死んでしまったりした即時劇的アレルギー反応です。

コナダニを含んだ食べ物を食べると 口腔ダニアナフィラキシーが起こることも…

コナダニを含んだ食べ物を食べたときに起きるアナフィラキシーショックを「口腔ダニアナフィラキシー」(※)ないし「パンケーキシンドローム」と呼んでいます。

小麦粉ではなく、ホットケーキミックスやお好み焼き粉を使った時によく起きるもので、このことはミックス粉の方が、コナダニが増えやすいことを示しています。

アナフィラキシーショックが起きると、呼吸困難、喘鳴(ぜいぜいと咳をすること)、血管浮腫、鼻閉、咳、じんましんなどが急激に起き、まさにスズメバチに刺されたときと同じように、下手をすると死に至ります。

たかがダニ、と侮っていると大変なことになってしまいます。

ダニが混入したお好み焼き粉による口腔ダニアナフィラキシーの親子例

検査でコナダニアレルギー耐性がわかる

このようなアナフィラキシーショックはコナダニを口に入れたすべての人に起きるわけではありませんが、ダニアレルギー体質というものがあり、アレルギー陽性の人の方が起きやすいです。

自分がコナダニを含めたアレルギーかどうかは、病院で検査すればわかります。アレルギー科は皮膚科であれば、血液検査で簡単にわかるのでやってみてもいいでしょう。

アレルギー検査結果

これは筆者が数年前に検査したものです。ダニアレルギーの測定値は「0.29」。基準値が「0.0~0.34」なので基準値以内でダニアレルギー陰性ということになります。

ツメダニやイエダニに刺されれば腫れますが、コナダニなどを吸い込んでも、アレルギー症状は一応出ないということになります。

しかし、大量に吸い込んだ場合どうなるかわかりません。基準値と言っても、0.29は上限の0.34に近いわけで、正常高値というわけです。ひょっとすると、この記事の画像にあるようなコナダニ大量発生に触れたら、アレルギー症状が出るかもしれません。

というわけで、ぜひ一度、他のアレルギー検査もかねてダニアレルギーがあるか、調べてもらってもいいと思います。

コナダニアレルギーになったときの治療法は?

コナダニアレルギーになったときの治療法

コナダニに刺されて腫れることはないので、市販の塗り薬(ムヒやキンカン)は効果がありません。
治療法としては花粉症に近いものになります。

1.薬の服用、点眼、点鼻、塗る

症状によって、内服薬(抗ヒスタミン薬等)、吸入薬(ぜんそくの薬)、軟膏(アトピー性皮膚炎の薬)、点鼻薬(鼻づまり解消)、点眼薬(目薬)などを使用します。

市販薬は花粉症の薬などが効果がありますが、あくまで対処療法です。
花粉症と同じように、アレルギー科や耳鼻科、眼科などに行き、医師の処方薬をもらった方がいいでしょう。

2.レーザー治療

アレルギー性鼻炎など鼻関係の症状は、鼻の粘膜を焼くことでアレルギー反応を起こさないように、症状を軽減させることができます。

ただ、それだけのためにというのはありますよね。

3.舌下免疫療法

最近花粉症の治療、予防に取り入れられている、弱いアレルゲンを意図的に投与し、身体に免疫をつけさせる方法で、花粉だけではなくダニについても効く薬が出てきました。

以前は病院へ行き、アレルゲンの注射を打つ必要がありましたが(予防接種に似ている)、今では1日1錠、薬を舌の裏で溶かすだけで、身体にアレルゲンを吸収させることができるようになりました。

これから、負担なく続けることができますが、慢性蕁麻疹など他のアレルギーを持ち、常にアレルギー薬を飲まなければならない人は難しいです。

アレルギー薬を飲まないで、アレルゲンに慣れさせる方法になります。
注意
結局、コナダニがいる環境では対処療法になってしまいます。
花粉症の人も花粉が飛ばない時期は症状が出ないわけで、ダニアレルギーはコナダニがいなければ症状は出ません。

根本的にはコナダニがいない環境で暮らさないとだめです。

コナダニが発生した時の対処法と増やさない予防法

コナダニを見つけたとき、あるいはコナダニアレルギーだと思われるときには、治療以外にどのような対処法をすればよいのでしょうか?
また、コナダニが発生しない環境はどのように作ればよいのでしょうか?

コナダニが発生してしまったら

1.乾燥させる日光を当てる

コナダニは人を刺すツメダニと似た環境で繁殖します。高温多湿の環境が好物なので、その逆、乾燥して冷たい場所に晒せば、繁殖を抑えることができます。

畳ならば外して天日干しができます。食べ物の場合、冬場ならば寒い外に一定時間おくことができます。こうすることで、温度と湿度両方が低い環境を作り、コナダニが生きられないようにします。

コナダニが発生している個所によっては、ドライヤーの熱で乾燥&焼くという方法もありますが、食べ物の場合思いっきり痛みそうです。

非食料品であれば、ドライヤーなどを使っても良いでしょう。

2.燻煙剤は効果が限定、そもそも食べ物に使える!?

バルサンなどの「燻煙剤」を焚いて、ダニを殺すことができます。
煙は広く部屋中に人がりますので、隠れいている部分についても煙が届けば効果がります。

しかし、食べ物に燻煙剤をかけるわけにはいきません。
殺虫剤がかかった食べ物は食べられません。

したがって、コナダニに燻煙剤をかけるのは、非食料品だけということで効果は限定的になります。
また、煙がいきわたれば効果がありますが、畳の奥のほうなどは煙が届きません。煙がかかった表面のみに効果的であることに注意してください。

バルサンの使い方!引越し前も短時間でゴキブリ・ダニ駆除の効果とは?

3.ダニアースなど殺虫剤は畳限定

ダニ退治と言えば「ダニアース」などの専用薬剤が思い浮かびますが、これが使えるのは畳だけです。
専用の針を畳に刺して内部まで殺虫薬剤を噴霧していきます。

これなら畳のコナダニ(及びツメダニなど)は死滅します。

しかし、食べ物にダニアースは使えません。
ダニアースなどダニ退治専用スプレーは、使用する場所が限られると思ってください。

4.アイロンの熱で退治もできるが

アイロンをあてることでコナダニを焼き殺すことができます。
しかし、これも効果的なのは畳やサッシなどに限られます。
食べ物にアイロンをあてたら加熱になってしまい、砂糖などは溶けてしまうでしょう。

また、スチームアイロンは水蒸気を当てながらアイロンがけしますから、湿気が残ってしまいます。
今そこにいるコナダニは死にますが、新しいコナダニが住みやすい多湿の環境をむしろ作ってあげることにもつながります。

スチーム機能は使わず、アイロンのみで加熱させた方がいいでしょう。終わった後、念のため乾いたタオルなどでふき取ると、より確実です。

5.食べ物は捨てるしかない

畳やサッシなど居住スペースの場合、熱処理や殺虫剤が使えますが、コナダニ最大の特徴である食べ物にはそれらの方法は使えません。

ある食べ物にコナダニがわいてしまった場合、その食べ物を捨てるのが一番効果的です。というか捨てるしかないでしょう。

コナダニは目に見えないわけで、小麦粉やプロテインの場合、それらと色的に同化してしまっています。小麦粉の周囲にある乾物や別の粉にも見えないだけでコナダニが潜んでいる可能性が高いです。

アレルギーやアナフィラキシーショックは少量を吸い込んだだけでも起きます。そうしたリスクをなくしていくためには、コナダニが発生した食べ物及びその周囲の物ごと処分してしまうのが確実です。

お米ならよく洗えばOKと思われるかもしれませんが、それだけで果たして全部落とすことができるのか、そもそもダニが繁殖していた食べ物を食べたいですか!?

6.コナダニの卵はバルサン等では死なず熱処理が必要

最後、コナダニの成虫はこれらの方法で退治できますが、コナダニの卵は殻に覆われているため、効果がない方法もあります。

具体的には

  • 燻煙剤
  • ダニ専用殺虫剤
  • 単なる乾燥

効果がありません。

成虫は死んでも卵が生き残っていれば、すぐに孵化して大量繁殖してしまいます。

コナダニの卵に効果があるのは「60度以上の熱に1分以上さらす」です。

つまりアイロンやドライヤーは効果があり、そのほかの方法はコインランドリーなどの乾燥機です(熱によって乾燥させます)。ものによっては乾燥機にかけられるかもしれませんが、食べ物は無理ですし畳も持っていけません。

丁寧にアイロンかドライヤーをかけられるものならばコナダニの卵まで退治できるかもしれません。
そう、コナダニの卵退治は難易度が高いんです。

7.ヒポプスは殺虫剤も乾燥も効果がない!?

先に書いた、環境への耐性が強化された「ヒポプス」に変わっている場合、バルサン(燻煙剤)やダニアース(殺虫剤)はあまり効かず、乾燥した環境の中でもヒポプスは生き永らえます。

つまり、駆除が非常に難しくなり、卵以上に厄介です(動き回り繁殖するわけで)。殺虫剤でも効果がない場合、プロによる業務用薬剤や高熱乾燥機などでさらに強力な武器をもって退治しかなくなります。

明らかに普通のダニとは違うと思った場合、迷わず専門業者に退治を依頼してください。

コナダニを繁殖させない環境づくりのためにできること

コナダニを退治できても、また繁殖してしまっては意味がありません。コナダニ予防、コナダニが発生しない環境づくりのために何ができるのでしょうか?

1.換気をして乾燥を徹底する

換気をして乾燥を徹底する

湿度が低ければコナダニは繁殖しません。キッチンの食料品のリスクが高いのは、水回りで水道を使い、鍋で煮て、蒸してと湿度が上がりやすいことをするからです。

換気をこまめして、湿度が高くならないように徹底してください。キッチン以外の場所、畳がある和室などは換気しやすいはずです。冬場なら寒いですが一定時間換気をするのが効果的、、夏場はエアコンのドライや除湿器を併用してもいいです。

キッチンの場合、粉などは密閉した場所に置かず、戸棚を空けておきましょう。その方が湿気が逃げるのでまだマシです。

2.食べ物は冷蔵庫にしまう

食べ物は冷蔵庫にしまう

小麦粉も含めて、食べ物は冷蔵庫にしまっておきましょう。開封した粉類や調味料、スパイスなどは外に置かず冷蔵庫です。湿度というよりも温度が低い場所に置くことでコナダニの繁殖を防ぐことができます。

冷蔵庫用の乾燥剤があればそれも一緒に冷蔵庫に入れておきましょう。低温&乾燥によって、コナダニは繁殖できないはずです。
コナダニは低温では、繁殖できないので、食品を守ることができます。(ただし、低温でも死ぬことはありません)
さらに言うと、完全に密閉できるタッパーなどに入れ、乾燥剤を置いておくと安心です。

もし、冷蔵庫に片付けるのが困難な場合は、ダニクリンなどの食品保存袋などを検討しておくのも良いと思います。

3.そうじを定期的必ず行う

そうじを定期的必ず行う

もちろん、定期的な清掃も大切です。乾燥させるだけではどうにもならないカビが繁殖しやすい部分や、窓のサッシなどはや雑巾、洗剤で落としていくしかありません。床に食べ残しが落ちていると、それもコナダニのエサになりますので掃除機をかけるしかないでしょう。

結局、コナダニを予防するためにも、掃除は必須だということがわかります。

4.ダニ取りシートを使う

ダニ取りシートを使う

「ダニ取りシート」と呼ばれる、ゴキブリホイホイのダニ版はかなり効果があります。ダニが好む香りでおびき寄せて、粘着物でダニを捕獲します。

ツメダニなどの人を刺すダニのほかにも、コナダニにも効果があり、キッチンなどに置いておくと、食べ物よりそちらにコナダニが引き寄せられていきます。

使い方次第ですが、要所要所に置くことで、食べ物などにコナダニが寄り付くのを防ぐことができます。

※ダニ取りシートについては、こちらの記事も参考にしてください。
ダニ取りシートを比較しておすすめ5選!効果があった最強NO1は?

5.害虫駆除業者やハウスクリーニング業者に依頼する

害虫駆除業者やハウスクリーニング業者に依頼する

最後は専門業者にコナダニ駆除&予防をお願いします。

素人でできることは限界があり、これらを実践してもコナダニが発生してしまう、そういう人もいます。その結果、コナダニをエサにするツメダニも増えて、刺されてしまった、こうなるとプロの手を借りるしかありません。

もしくは、人を刺すツメダニも発生してしまった。

「ダニ退治 業者」で検索したり、ハウスクリーニング業者にダニ退治プランがないか聞いたりして、そこにお願いしてみるのがいいです。

費用は高く、15,000円以上かかることもありますが(どこを依頼するかによっても変わる)、専用の薬剤、掃除機、熱処理機などの効果は絶大です。

予防のための処理や薬剤も使ってくれるので、長い目で見れば、業者に依頼してコナダニを根絶することは悪くないし、これが一番確実な方法になります。ぜひご検討ください。

コナダニを予防しないと、連鎖してそれを食べるツメダニも増えてしまいます。

コナダニのアレルギー+ツメダニに刺される、このコンボを受けてしまうと非常に大変です。
特にキッチンの食べ物回りについてはぜひ注目して、コナダニがいないかどうか確認してみてください。

コナダニの駆除と対策!小麦粉やプロテインは要注意! まとめ

まとめ
  • コナダニは人を刺さないがアレルギーの原因となる小さなダニ
  • 小麦粉、プロテインなど粉を中心に食料やダニ、カビなどに繁殖する
  • コナダニが増えるとそれをエサにするツメダニが増え、ツメダニは人を刺す
  • 大繁殖すると粉のように目に見える形で数十万匹が一気に覆う
  • 「ヒポプス」という高温多湿に強い耐性強化型に変異することがある
  • コナダニアレルギーは花粉症に似ているが、時にスズメバチに刺されたときのような
  • 重篤なアナフィラキシーショックを引き起こす
  • 普通の小麦粉よりもホットケーキミックスやお好み焼き粉などミックス粉の方がコナダニが繁殖しやすい
  • コナダニは高温多湿環境を好むので、乾燥させるのが予防法としてよい
  • 食べ物に繁殖した場合捨てるしか方法がない
  • コナダニを根絶させるには害虫駆除専門業者やハウスクリーニング業者に依頼するべき