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高齢になってくると気になるのが、食べ物の硬さ。アゴの力や健康な歯が減ってきて、よく噛んで食事ができなくなってしまう方も少なくはありません。よく噛んで食べないと誤嚥を引き起こし、肺炎などの原因になってしまうこともあります。
今回は、噛む力が落ちてきた人におすすめの「やわらかダイニング」を実際に食べてみた体験談をご紹介していきます。
- やわらかダイニングの特徴
- 注文方法
- やわらかダイニングを食べてみた食レポ
- やわらかダイニングの口コミ評判
- メリットデメリット
以上のことについてご紹介していきます。
やわらかダイニングってどんな宅食?
まずは、やわらかダイニングがどんな宅食なのかについてみていきましょう。
やわらかダイニングは、噛む力や飲み込む力が弱くなってきた高齢者向けの食事を配達してくれる宅配食サービスです。
温めるだけで食べられるため、毎日の食事の準備が大変だという方にもおすすめ。美味しく食べられるように、見た目や味にもこだわっています。
そんなやわらかダイニングには、4つの特徴があります。
やわらかさによって3つの食事コースがある
やわらかダイニングのお弁当はただやわらかいのではなく、噛む力に合わせて3段階のやわらかさを選べるところが特徴です。
食材本来の食感を残した「ちょっとやわらかめ宅配食」は、食材が口に入れやすい大きさにカットしてあり、大きいものや硬いものが苦手な方にピッタリ。
お箸でスッと切れる「かなりやわらか宅配食」は、食材を「凍結含浸法」という技術で柔らかく仕上げ、とろみをつけて飲み込みやすくしています。
そしてスプーンでつぶせる「ムースやわらか宅配食」は、舌で簡単につぶせるムース状のおかずが食材の形に成形されています。
柔らかさを選ぶときは、厚焼き卵が食べられる方は「ちょっとやわらかめ」、だし巻き卵は「かなりやわらか」、スクランブルエッグしか食べられない方は「ムースやわらか」を目安にしましょう。
味や栄養バランスに配慮した多彩なメニュー
いくら食べやすくても、肝心の料理が美味しくなかったり栄養のバランスが取れていなかったりしたら健康的ではありませんよね。
やわらかダイニングは、管理栄養士が栄養バランスを考慮しながら献立作りをしてくれています。そのため栄養に関しては、手作り料理以上にバランスが取れたものになっています。さらに、和・洋・中の豊富なバリエーションのメニューが届くため、毎日飽きずに食べることができるのです。
賞味期限3ヶ月以上の冷凍タイプで使いやすい
やわらかダイニングは、冷凍された状態で配達されます。そのため保存可能期間が長く、賞味期限は3ヶ月以上先に設定されています。
定期的に届けてもらって毎日食べることも可能ですし、都度購入で冷凍庫に保管しておき、必要なときだけ食べるという利用方法も可能。
対応地域は全国
宅配食というと、業者によっては対応地域が限られてしまっている場合もあります。「遠方に住んでいる親に届けたいのに、対応地域じゃなかった…」なんて経験をしたことがある方も多いでしょう。
一方でやわらかダイニングは、全国各地どこへでも配送可能になっています。
やわらかダイニングを注文してみた
ここからは、私が実際にやわらかダイニングを注文してみたときの様子をレポしていこうと思います。
画像付きで解説していくので、注文方法に迷った方は参考にしてみてくださいね。
やわらかダイニングの注文方法をチェック
まずは、やわらかダイニングの公式サイトにアクセスしましょう。
やわらかさ別にメニューが表示されるので、お好きなメニューを選びます。
今回は、ちょっとやわらかめ宅配食を選びました。
「ご注文はこちら」をクリックすると、注文するコースが表示されます。
初回は送料が無料になります。初めての方は、必ず「初回」のコースを選んでくださいね。
希望のコースをクリック後、「カートに入れる」のボタンが表示されます。
購入する商品数を入力し、カートに入れてください。
その後、ログイン画面に移ります。
初めての場合は会員登録をして注文するか、会員登録をしないでそのまま注文する方法から選べます。入力する項目は一緒なので、会員登録をしておくと今後注文しやすくなって便利ですよ。
お届け先の情報を入力しましょう。
氏名や住所、電話番号やメールアドレスなどを入力していきます。
入力が完了したら、配送先を選択しましょう。
ご自宅に送るのはもちろん、ほかの配送先を選ぶことも可能です。遠方に住んでいるご家族に送りたいときは、「別の住所に送る」を選択してくださいね。
次に、支払い方法を選択していきます。
支払い方法は、クレジットカード、代引き、後払いの3種類から選べます。
今回はクレジットカードを選びました。
クレジットカードの情報を入力していきましょう。
支払い方法の選択後、お届け日の指定とアンケートの入力画面に移ります。
指定をしなければ、最短で届けてくれます。今回は指定なしで注文しました。
最後に注文内容を確認しましょう。
問題がなければ画面最下部の「注文を確定する」を押し、注文完了です。
注文から3〜4日程度で商品が届きます。あとは到着を楽しみに待つのみです!
やわらかダイニングが到着!
3日後、自宅にやわらかダイニングが到着しました!
開けてみると、お弁当が縦にぎっしりと積んでありました。
7食分全て出してみるとこんな感じ。
メニューが多彩で、パッケージ越しに見ても美味しそうです!
温め方や、やわらかダイニングに関する説明も入っていました。
温める時間もしっかりと書いてあって親切です。
- ムースやわらか宅配食→600Wで約3分
- ちょっとやわらかめ宅配食→600Wで約4分/500Wで約5分
お弁当によって時間が変わってくるので、注意しましょう。
やわらかダイニングを食べてみた体験レビュー
それでは、ここからはやわらかダイニングを実食してみた体験レビューに移っていこうと思います。
私は最近、噛む力が落ちてきたことが気になり始め、大きなお肉や硬い野菜が噛みにくくなってきました。そんな私でもやわらかダイニングは食べやすいのか、味とともに正直にレビューしていきます。
やわらかダイニングの食べ方をチェック
やわらかダイニングは冷凍で届くため、食べる前に温める必要があります。
温め前のお弁当はこちら。
ほかの業者の宅食は、パッケージを少しあげたり切り込みを入れたりしてから温める必要がありますが、やわらかダイニングはそのままレンジに入れられます。
このようにあらかじめパッケージに穴が空いており、蒸気を逃がせる設計になっているようです。
冷凍庫から取り出してそのままレンジに入れられるのは、手軽で便利ですよね。
レンジに入れたら温めるだけで完成!
美味しそうな香りがするお弁当の完成です!
さっそく食べていきましょう。
やわらかダイニングちょっとやわらかめ宅配食を食レポ!
今回は、やわらかダイニングを昼食として毎日食べてみました。宅食は同じようなメニューが多くて飽きてしまいそうなイメージがありましたが、やわらかダイニングはどうなのでしょうか。
食べてみた感想を食レポしていこうと思います。
1日目:ぶりの塩焼き弁当
1日目はブリの塩焼きです。お皿に盛り付けるとワンプレートランチみたいで美味しそう!
・ぶりの塩焼き
しっかりとした味付けの塩焼きです。思ったより味が濃くて驚きました。ご飯と一緒に食べるとちょうどいいかも。ブリは肉厚で臭みもなくて美味しいです。
・チンゲンサイの中華炒め
鶏ガラ風味の炒めものです。しめじの香りが豊かで美味しい。玉ねぎや人参もたっぷりでバランスがいいですね。
・玉子と豆腐のしんじょ
甘くてふわふわのしんじょです。舌で潰せるくらい柔らかいので、噛む力がなくても食べやすかったです。
・じゃがいものそぼろ煮
じゃがいもが細かくペースト状になっています。舌でつぶせる、食べやすい一品でした。和風のだしが効いた甘めの味付けでとってもおいしかったです。
2日目:鶏肉となすのみぞれ煮弁当
全体的にさっぱりした印象のお弁当ですね。
・鶏肉となすのみぞれ煮
鶏肉が細かく切ってあって食べやすいです。それでいてお肉の食感が残っているため、あごの力がなくても素材の食感を楽しみながら食事が楽しめます。味付けは薄め。もう少し味付けが濃かったらもっと美味しいと思いました。
・キャベツとインゲンのベーコン炒め
胡椒の風味が豊かな炒めものです。ベーコンもキャベツも細か切ってあるので、噛む力がなくても食べやすいです。シャキシャキので美味しい副菜でした。
・小松菜のなめ茸和え
なめ茸と小松菜がマッチしていてお気に入りの一品。繊維が残りがちな小松菜も柔らかく調理されていて食べやすいです。噛めば噛むほど味が滲み出るので、噛む力のトレーニングにピッタリ!
・枝豆しゅうまい
しゅうまいに枝豆が入っていて食感が楽しめました。魚のすり身入りなので、さっぱりと食べられました!
3日目:鶏肉の照り焼き弁当
・鶏肉の照り焼き
鶏肉が柔らかくてびっくり!とっても食べやすいです。ただ、照り焼きというよりかは、煮物に近かったところが残念。かなり水っぽかったです。
・キャベツと卵の炒り煮
カツオだしの味がしっかりと染み込んでいます。味付けもしっかりめで美味しいです。
・ポテトホットサラダ
胡椒がピリッと刺激的なポテトサラダです。しっとりしていてパサパサしていないのでとっても食べやすいです。
・ブロッコリーのゴマ和え
ブロッコリーの茎の部分を使ったゴマ和えです。堅いかな?と思ったのですが、非常に柔らかくて噛みやすいです。ただ、カットが細かすぎて食べにくかったので、同じ柔らかさでもう少し大きくカットされていたらな、と思いました。
4日目:ワンタンの野菜あんかけ弁当
・ワンタンの野菜あんかけ
野菜やきのこ、豚肉のあんかけがかかったワンタンです。ワンタンの皮はしっかりめ、味付けは濃いめでした。鶏がらスープの味がする中華っぽい味付けです。かなり美味しくてお気に入りのおかずです。ただ、あんかけの豚肉が少し硬かったです。
・さつまいもと昆布の炒めもの
さつまいもの甘みが昆布のダシで引き立てられています。さつまいもはマッシュしてあるのか、舌で潰せる柔らかさ。とっても食べやすいです。
・イカとアスパラの中華風炒め
イカは柔らかいイカボールになっているので、噛む力がなくても食べやすいです。イカのすり身にカットされた小さなイカが入っていて食感が楽しいです。にんにく風味のタレが野菜に染み込んで美味しい!
・ほうれん草のおひたし
めんつゆがかかったオーソドックスなおひたしです。ほうれん草が柔らかくてスジが残らないので、とても食べやすかったです。
5日目:千草焼弁当
・千草焼き
チキンのお出汁が染み込んだ、優しい千草焼きです。とろみのあるあんかけが美味しいです。
・じゃがいもとひき肉のバター炒め
じゃがいもがパサパサしていなくて食べやすいです。玉ねぎやアスパラガスも入っていてシャキシャキとした食感が楽しめます。
・小松菜と油揚げの煮物
ほっとする家庭の味がする鰹だしの副菜。お揚げがたっぷりでボリューミーです。
・肉団子
ケチャップとウスターソースの、懐かしい味がする肉団子です。やわらかくて食べやすいです。
6日目:回鍋肉弁当
・回鍋肉
かなりお肉が細かく刻まれています。薄切りのお肉なので、もう少し大きくカットしていても食べやすいかな?味付けはしっかりめで、ご飯に合う回鍋肉になってました。
・しそまき棒餃子
しその香りが爽やかな肉餃子です。ただ、皮の両端が乾いて硬くなってしまったのが残念。噛む力がないので、食べにくかったです。
・白菜のコンソメ煮
ポトフのようなほっこりとした味付けの副菜。白菜やベーコン、インゲンが細かくカットされていて食べやすいです。
・ニラ玉炒め
筋が残りやすいニラも柔らかく調理されています。中華スープとごま油が効いた美味しい副菜でした。
7日目:いわしトマト煮弁当
・いわしトマト煮
結構いわしが臭いです。青魚の臭みが苦手なので、あまり美味しく食べられませんでした。トマトソースもかなり生臭かったです。
・和風コールサラダ
キャベツがたっぷり入っているコールスローサラダです。ごまと味噌の風味が効いています。
・揚げなすのおかか和え
プリッとしたナスが美味しいです。おかかの出汁がよく染み込んでいます。
・おから炒りもの
あまり味がしなくて残念でした。おからの味が活きていて、しっとりしていて食べやすかったです。
やわらかダイニングの総評
やわらかダイニングのお弁当は確かに食材が柔らかくて、噛む力が落ちてきた私でも安心して食べることができました。ただ柔らかいだけでなく、ある程度食材の食感を残しているので、噛む力のトレーニングをしながら食べられます。噛む力のリハビリがしたい高齢者にも向いていると思いました。
味付けに関しては、同じような味付けがなく、飽きないように工夫されていることがわかります。かなり美味しいおかずも多く、毎日楽しみながら食事ができました。ただ、味付けが薄いものも中にはあったので、物足りなさを感じる方もいるのではないでしょうか。
やわらかダイニングの口コミ評判
ほかのやわらかダイニングの愛用者の口コミ評判もみていきましょう。
やわらかダイニングの良い口コミ評判
ほかの宅食のやわらかコースでも食べにくそうにしていた両親のために注文しています。やわらかダイニングにしてからおかずを完食するようになりました。栄養バランスがいい食事をもりもり食べてくれるようになったので、以前よりパワフルに活動できるようになってきています。
自宅で介護職を作るのは大変なので、やわらかダイニングのムース食を便利に活用しています。食べさせてみると味も好評で、毎日の食事が楽しみになったみたいです。ペースト状のおかずはどうしてもワンパターンなメニューになりがちなので、いろんな料理が楽しめるのは助かりますね。
噛む力がなくなってくると食が細くなってくるのですが、やわらかダイニングは食べやすくてしっかりと量があるので、普通の食事よりたっぷり食べられます。お腹いっぱい食べられるようになって嬉しいです。
温めるだけで栄養バランスや塩分量が配慮された食事を摂れるのは助かります。バランスがいいのに味付けがしっかりめで、美味しく食べられますね。食事に関する心配事が減りました。
また、どのコースも塩分量や栄養バランスに配慮されているため、高血圧などの持病がある方でも安心です。やわらかダイニングは、まさに高齢者の味方とも言える宅配食ですね。
やわらかダイニングの悪い口コミ評判
全体的には美味しいのですが、たまに薄味のものが入っていて物足りない時があります。
量が少なく感じました。コンビニ弁当よりも高いので、もう少し量があると嬉しいかな。
ちょっとやわらかめは歯がないと硬くて食べられないです。野菜はいいのですが、お肉や魚などは、食感を残しつつもっとやわらかくなってればいいなと思います。
また、ちょっとやわらかめ宅配食は、人によっては硬く感じてしまうことがあるので要注意です。私も食べているときに、お肉を硬く感じることがありました。どのやわらかさを購入したらいいかわからないという場合は、やわらかダイニングのスタッフが相談に乗ってくれます。電話で気軽に相談してみてくださいね。
食べてわかった!やわらかダイニングメリット・デメリット
実際にやわらかダイニングを食べてみた感想と口コミ評判をもとに、やわらかダイニングのメリットとデメリットをまとめてみました。
やわらかダイニングの利用を検討している方はメリット・デメリットを比較して、ご自分やご家族に合うかどうかを考えてみてくださいね。
やわらかダイニングのメリット
まずは、やわらかダイニングにメリットについてみていきましょう。
やわらかダイニングには、4つのメリットがあります。
- 落ちてきた噛む力のリハビリになる
- カロリーや塩分が控えめでうれしい
- 味付けはおおむね満足
- 使い勝手が良い
落ちてきた噛む力のリハビリになる
「ちょっとわわらかめ宅配食」は、食材の食感をそのまま活かした調理法になっています。その代わり小さくカットして食べやすくしているため、程よく噛む力が必要です。やわらかくしすぎず、しっかりと自分の歯で噛むことができるおかずばかりなので、落ちてきた噛む力のリハビリになります。
カロリーや塩分が控えめでうれしい
やわらかダイニングの一食あたりのカロリーは、250〜300kcal前後に抑えられています。ご飯と一緒に食べても500kcal程度。運動量が減ってきた高齢者にちょうどいいカロリーになっているのです。
塩分も控えめなので、高血圧などの持病がある方でも安心して食べられます。
味付けはおおむね満足
味付けに関しては美味しいものも多く、全体的に満足です。メインのおかずにはしっかりと味付けがされており、副菜は薄めの味付けでバランスを取っているような印象でした。
使い勝手が良い
やわらかダイニングは、食事が冷凍で届くのもうれしいポイント。今まで宅配食をいくつか利用してきましたが、消費期限が当日中のものも多く、急用で食べられずに無駄にしてしまうこともありました。
一方でやわらかダイニングなら、冷凍されていて消費期限も長いため、自分の好きなタイミングで食べられます。食材を無駄にすることなく、自分のペースで利用できるのは非常に便利です。定期購入と都度購入が選べるので、無理なく続けることができますよ。
やわらかダイニングのデメリット
次に、やわらかダイニングのデメリットについてみていきましょう。
- 容器がかさばる
- 苦手な食材が届くこともある
- 味付けや量に物足りなさを感じることもある
容器がかさばる
やわらかダイニングは、そのまま温められるプラスチックの容器に入っています。そのまま食べられるのでとても便利なのですが、捨てるときにかさばってしまうところが気になりました。毎日食べると結構な量になるので、高齢者にとって捨てるのは大変かもしれません。
また、自宅の冷凍庫が小さいと全て入りきらない可能性があります。
苦手な食材が届くこともある
やわらかダイニングはお任せでお弁当で届くので、苦手な料理が届いてしまう可能性もあります。実際、私も苦手ないわしをメインに使った料理が届いたので、食べるのに苦労しました。
味付けや量に物足りなさを感じることもある
全体的には美味しかったやわらかダイニングですが、副菜などの一部料理の味付けが非常に薄めになっていました。薄味でも問題なく食べられるという方はいいのですが、薄味の料理が苦手な方は物足りなく感じてしまう可能性があります。
とはいえ全ての料理が薄いわけではなく、基本的に味付けはしっかりめです。
やわらかダイニングは噛む力が弱くても楽しめる宅食だった!
やわらかダイニングは自分にあったやわらかさが選べる、栄養バランスが取れた宅配食です。噛む力がなくても美味しく食べられて塩分やカロリーが抑えられるため、高齢者でも安心して食べられますよ。
噛む力が落ちてきた私でも、やわらかダイニングなら美味しく食事を摂ることができました。