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部屋にあるカーテン、洗濯するのはなかなか難しいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?確かにあれだけ大きなものを家庭の洗濯機で洗っていいものか?と思われる方も多いはずです。
下手に洗濯機で洗濯してしまうと、カーテンが伸びてしまうかもしれませんし、破れてしまうかもしれません。かといって手洗いは結構大変そうです。
実はコインランドリーでカーテンを簡単に洗濯することができ、非常にきれいに仕上がります。はじめての方はコインランドリーの使い方の記事も参考にどうぞ。
今回はコインランドリーでのカーテンの洗濯についてお話ししたいと思います。
- カーテンの洗い方、頻度
- コインランドリーでカーテンを洗うことのメリット、デメリット
- 洗い方、干し方
- 実際にカーテンを洗ってみたビフォーアフター
カーテンはどのくらいの頻度で洗濯すべきなの?洗濯する前の準備は?
そもそもカーテンはどのくらいの頻度、間隔で洗濯すればよいのでしょうか?
また、どういうコンディションで洗濯すればよいのでしょうか?
カーテンの洗濯頻度
・ドレープカーテン(遮光用の厚いカーテン):年に1回
・レースのカーテン(薄いカーテン):年に2回~3回
だと言われています。
毎月洗う必要はなく、特にレースのカーテンは繊細なので、洗いすぎてもすぐに傷んでしまいます。
何かをカーテンにこぼしてしまったなど、緊急に洗濯する必要がある場合以外は、上記を目安に洗濯を考えていただければと思います。
カーテンを洗濯するのは乾燥した晴れの日がよい
カーテンを洗濯後、乾かすわけですが、乾燥した晴れの日、つまり湿度が低い日がおすすめです。
遮光カーテンなど日光を浴びることが前提のカーテンであれば、南側のベランダに干してもいいですが、レースの繊細な生地に紫外線や直射日光は大敵です。陰干しをすすめるので、やはり乾燥して湿度が低い日がよいでしょう。
生乾きのまま結露する窓に戻してしまうとカビの原因にもなります。
ドレープカーテンなら冬場に1回洗濯するのを目安にすればよいでしょう。
カーテンを洗濯する前にやっておきたいこと
カーテンを洗濯する前に確認しておいていただきたいことがあります。
1.洗濯マークをチェック
カーテンの記事によっては、洗濯機にかけられないもの、水洗いできないもの、クリーニング店に依頼するしかないものなどがあります。
洗濯表示は平成28年12月に新しくなり、それ以前に販売していたものとマークが変わっています。
タグについている洗濯表示について確認して、どういう洗い方ができるのか確認してください。
洗濯機で洗えるカーテンは以下の洗濯表示のいずれかがあるものです。
【旧表示 平成28年11月まで】
【新表示 平成28年12月から】
水洗い可能なものである上記の表示があるかどうか確認してください。ものによっては乾燥機が使えるものもあるかもしれません。乾燥機不可の場合、吊るして干して乾かすしかありません。
2.カーテンのシミや汚れをチェック
目立つようなシミや汚れがある場合、事前に40℃くらいのぬるま湯に漂白剤を入れて、1時間程度浸け置きしておくと洗濯機で汚れが落ちやすくなります。
なお、その際には洗濯表示を確認してください。
- 塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる
- 酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない
- 漂白剤が使えない
それぞれで浸け置き用の洗剤の種類や浸け置きの可否が変わります。
3.カビやホコリが付いているかチェック
カーテンにカビやホコリが付いている場合、ブラシでこすって落とします。
ホコリの場合はそれだけで良いですが、カビの場合、カビの裏面にタオルを当てて、直接洗剤をつけて、タオルにカビを移す作業をしておくと、仕上がりがきれいになります。その後、水で濡らしたタオルでカビ全体をふき取っておきましょう。
このような事前のチェックを行うことで、洗濯機を使った時のパフォーマンスが大きく上がります。
コインランドリーで洗濯するメリットとデメリット
カーテンを洗濯する場合、自宅の洗濯機とコインランドリーの洗濯機、どちらを使えばよいのでしょうか?本記事ではコインランドリーを勧めますが、その理由についてメリット、デメリットから考えてみました。
コインランドリーでカーテンを洗濯するメリット
1.大量のカーテンを一度の洗える
コインランドリーにあるドラム式洗濯機ならば1度に10㎏以上洗うことができます。これなら一部屋だけではなく家中のカーテンを一度に洗えます。洗濯時間も30分~40分くらいなので、何度も自宅で洗濯機を回すよりも効率的です。
2.業務用洗剤できれいになる
コインランドリーで使われる洗剤は、家庭用よりも効果が強いものが多く、汚れもそれだけ落ちやすいです。洗剤の量を気にしなくていいので、あとはランドリーにお任せすればいいので楽ですね。
3.大量の水で一気に洗うので洗浄効果がある
コインランドリーのドラム式ならば、家庭用洗濯機以上のたっぷりの水で洗うことができ、中にはアルカリイオン水など洗浄力を高めているものもあります。
コインランドリーでカーテンを洗濯するデメリット
1.有料である
言うまでもなく「『コイン』ランドリー」なのでお金がかかります。ただ、私が行った後段のレビューにあるように500円程度です。あとは費用対効果をどう考えるかだと思います。
2.お店まで持っていかなければならない
自宅近くにコインランドリーがあれば、かごに入れて持っていくことは容易ですが(洗濯時間中は家に帰れる)、遠方にある場合車で行かなければならないかもしれません。時間もかかりますし、洗濯中は中で待つ必要もあり、時間がかかってしまうというデメリットは否定できません。
3.間違って高温乾燥も一緒にしてしまうかも
カーテンによっては乾燥機不可のものも多く、自然乾燥でなければ傷んでしまうものもあります。
普通にコインランドリーにドラム式洗濯機にカーテンを入れてコインを投入すると、全自動モードで乾燥まで一緒にやってしまう恐れがあり、その前に洗濯だけにしないといけません。
コインランドリーの乾燥は、80℃くらいの高温乾燥です。40℃の水洗いしかできないカーテンに倍の温度の熱で乾燥させると・・・、傷んだり変形してしまったりするかもしれません。うっかり全自動モードにセットしそのまま放置すると大変なことになります。
メリット、デメリットありますが、デメリットはカバーできるものが多く、費用的な面もクリーニングに出すよりはるかに安上がりです。
コインランドリーで洗濯できるカーテンは限られている
なお、すべての生地、素材のカーテンをコインランドリーで洗濯できるわけではありません。生地によってはクリーニング店にお願いして水洗いしいないクリーニング(ドライクリーニング)をしてもらうしかないものもあります。
コインランドリーで洗濯できるものは化学繊維の中でもポリエステルです。
水洗いしてもシワができにくく、縮みにくいので、業務用のドラム洗濯機で洗っても大丈夫です。
そのほかの化学繊維であるアクリルやレーヨン、天然繊維の綿やシルクのカーテンは水洗いすると傷みやすいのでクリーニング店、ないし、カーテンクリーニングの専門業者に依頼した方がいいです。
コインランドリーでの洗い方をチェック
コインランドリーでカーテンを洗う際、注意すべきことがあります。
忘れずにチェックしておいてください。
1.乾燥機は原則使わない
乾燥機OKのカーテンは別ですが、あまりそういうものはなく、乾燥機NGのものがほとんどです。
上にも書きましたが、コインランドリーの乾燥機能は80℃を超える熱風での高速乾燥です。
それだけの熱を浴びてしまうと、カーテンは大きく傷んでしまいます。
2.ほかの洗濯ものと混ぜずにカーテン単独で洗う
コインランドリーのドラム式洗濯機は大容量なので、つい衣類も一緒に洗ってしまいたくなります。
しかし、それは避けてカーテンのみを洗うようにしてください。
カーテンのみを洗濯機に入れるようにしてください。
3.カーテンのフックは外しておく
カーテンレールに付けるフックは外しておくようにしてください。
フックはプラスチック製で曲がりやすく、生地を傷つけてしまうかもしれません。
また、間違って乾燥機を作動させてしまった場合、溶けたり変形したりする可能性もあり、使い物にならなくなってしまいます。
4.洗濯ネットに入れる
100均ショップで売っているものでいいので、大きめの洗濯ネットに入れて洗濯機に投入しましょう。
ドラムの中を回転するので、その衝撃を吸収してあげる必要があります。
その際、丸めてカーテンを入れるのではなく畳んで入れた方が、より傷が付きにくくなります。
自分のカーテンをコインランドリーで洗えるのかチェックしてみた
今回、1年くらい洗濯していない私の部屋のカーテンをコインランドリーで洗濯することにしました。
厚手のカーテンは年1回でいいということなので、ちょうどいいタイミングです。
カーテンのフックを外して、床に並べてみました。そこまで大きな汚れはありませんがところどころ白くなっています。やはり洗濯するタイミングなのだと思います。
汚れがたまりやすいレールの部分を拡大してみました。目立つ汚れは少ないですが、それでもタイミング的には今です。
洗濯表示を確認します。平成28年からの新表示ではなく旧表示のようです。
これについては洗濯表示(平成28年11月30日まで)|消費者庁を確認しました。
- 40℃で洗える
- 塩素系漂白剤不可
- ドライクリーニングOK
- アイロンは低温(120℃まで)
- 日陰の吊り干しがいい
- 乾燥機は使用しない
- フックを取り外す
ということが分かりました。
コインランドリーで洗うのは問題なし。ただし乾燥機はNGで、日陰干しして乾かすということになります。
コインランドリーで洗うことOKを確認したうえで、このように畳みます。
近所、徒歩4分の所にコインランドリーがあるので、そのままかごに入れて持っていきます。
コインランドリーではこうしよう
コインランドリーではそのまま投入せず。洗濯用のネットに入れます。このネットは100円ショップで購入したものです。高くなくていいので、ネットに入れてコインランドリーのドラム式で傷が付きにくいように工夫しましょう。
(画像curtainlaundry7)
近所のコインランドリーに行きます。ちょうど1台空いていました。洗濯12㎏まで使用できるドラム式洗濯機なので、カーテンならば問題なく利用できます。
洗濯表示を見てわかるように、乾燥機はNGです。つまり洗濯のみをコインランドリーで行います。
『洗濯のみ500円』とあるので、乾燥とセットのボタンは押しません。
この状態で30分待ちます。
カーテンをコインランドリーで洗ったビフォーアフター
30分後、洗濯は終了です。乾燥機にかけていませんが、ポリエステルという素材ということもあり、あまり水分はないようです。
コインランドリーの畳み台にカーテンを広げてみましたが、なかなかパリッとしてきれいになっています。
家に持って帰り、ベランダに干そうとしましたが、南側で直射日光が当たるので部屋干しにしました。
ポリエステル生地なので数時間で乾きました。
それでは、実際にどのくらいきれいになったのか、ビフォーアフターを見てみましょう。
<Before>
<After>
かなり見違えるように光沢というか明るくなっていることが分かります。汚れがないと思っていましたが、実際は薄い汚れが付いていたのだと思います。
コインランドリーはわずか500円、30分です。これなら家庭の洗濯機を使うよりも効果的にカーテンをきれいにできます。
あとは、このようにカーテンを戻せば終了です。
冬ということもあり、エアコンの暖房で完全に乾くまでに時間はかかりません。カーテンの場合、乾燥機やアイロンがけをしなくても十分に乾かすことができます。かえって、高熱を当てると変色や変形などダメージを与えてしまうことにつながりかねません。
コインランドリーでの洗濯は30分、移動を合わせても1時間で終了しました。家庭用洗濯機でも洗濯時間は1時間くらいかかるはずです。それも窮屈な洗濯槽で洗うわけで、そうするくらいなら業務用洗濯機で一気に洗った方がいいでしょう。だからコインランドリーでカーテンを洗濯するのをおすすめします。
カーテンをコインランドリーで洗濯!乾燥まで必要なものを写真付きで解説 まとめ
- カーテンは水洗いできるものもあり洗濯表示で確認できる
- 厚手のカーテンは年1回、レースのカーテンは年2~3回洗えばよい
- 自宅の洗濯機でも大丈夫だがコインランドリーを使った方がメリットが大きい
- 乾燥機で乾かすことは原則NG。日陰に天日干しする
- 洗濯ネットに入れる、カーテンのみを洗濯するなどチェックすべきことがある
- 実際にやってみるとコスパがよく確かにきれいになる