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お風呂・キッチン・洗面所など、どの場所の排水口もヌメリやニオイが嫌で、つい掃除を避けてしまうという方は多いのではないでしょうか?
排水口こそ、掃除頻度を上げてこまめに掃除すべき!そうすればそもそも汚れなくなるんです。
この記事では、排水口掃除の方法を場所別に解説していきます。
はじめに:排水口と排水溝はどう違うの?
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よくこの2つが間違えて検索されていますが、この記事では正しい表記の「排水口」で進めていきます。
どうして排水口はつまりやぬめりが出るの?
そもそも、どうして排水口は触るのもイヤになるくらい汚れるのでしょう?
家庭の中で排水口がある場所は主にこの4ヶ所。水を使う場所はどうしても不潔になりやすいのですね。
- キッチンのシンク
- お風呂
- 洗面所
- 洗濯機
キッチンの排水口が汚れる原因
キッチンは毎日料理をしたり、食器や鍋を洗うところ。
主な汚れは、料理の残りかす、調理途中で出る野菜くず、魚の骨、灰汁、出し殻、茶殻、洗い物の際に出る鍋の焦げなどです。
特に魚料理をした後はどうしても生臭くなりがちです。
お風呂の排水口が汚れる原因
浴室は家族みんなの体を洗うところですので、どうしても皮脂、フケ、垢、抜け毛など体から出た汚れが溜まります。
その他、汚れの激しい衣類を浴室で予洗いしたりもするので、ドロ、ホコリ、石鹸カスなども溜まりやすくなっています。
洗面所の排水口が汚れる原因
洗面所は皆が髪を乾かしたり、ドライヤーでセットする場所。その他、朝晩の歯磨きで口をゆすぐ場所でもありますので、髪の毛やホコリだけでなく痰なども排水口が詰まる原因になります。
洗濯機の排水口が汚れる原因
洗濯機は衣類を洗った後の排水が流れるところですので、髪の毛や垢の他、衣類の繊維、ホコリ、靴下に付いた泥汚れなどが溜まる場所です。
ドロドロの排水口を掃除する前の下準備
ドロドロになってしまった排水口は、洗剤をかけただけで全てを完璧にキレイにすることはできません。まずゴミや表面のぬめりの塊を除去しておかないと、洗浄成分を活かしきれないのです。
キッチン
排水口のゴミ受けに溜まったゴミを取り除き、カゴの目に詰まった汚れは古い歯ブラシなどを使って取り除いておきます。
排水口のトラップも取り外し、ヌメリは思い切ってこすりながら流せば、意外なほど簡単にするんと取れてしまいますよ。
お風呂
キッチンと同様、排水口のゴミ受けに溜まったゴミを取り除き、カゴをキレイにしておきます。
ただし、キッチンと違い、排水口周りの溝や浴槽の下に水垢や髪の毛が絡まっていることがありますので、古歯ブラシなどでこすって排水口周辺を事前に軽く掃除しておくほうが良いでしょう。
また、この場合も排水口のトラップを先に取り外し、ヌメリを先にある程度洗い流しておいたほうが効率的に作業できます。
洗面所
洗面所の排水口は、この画像のような蓋付きタイプと排水口むき出しのタイプがあります。
蓋付きの場合は、その下の網に髪の毛が溜まったり汚れがこびりついていますので、外して汚れを取り除いておきましょう。
洗濯機
排水口掃除の中でも一番やっかいなのが洗濯機です。この場合は排水ホースを差し込んだ状態になっているので、掃除する前に外しておく必要があります。
- 洗濯機の排水口周りのゴミを取り除く
- 洗濯機の電源を切る
- 洗濯機につながっている水道の蛇口を閉める
- 排水ホースを静かに抜く
周辺が濡れますので、周囲のものは移動させておきます。
重曹とクエン酸を使った掃除方法
クエン酸は石鹸カスや水垢に強い酸性、重曹は皮脂や油性の汚れを落とすパワーのあるアルカリ性です。
この2つが合わさった時に化学反応で発生した泡が、汚れを浮き上がらせ、ヌメリを分解して洗うことができるのです。
- 重曹100g
- クエン酸50g
- 使い古しの歯ブラシなど
- 60度くらいのお湯(適量)
- ビニール手袋(肌が弱い人)
- ゴミを捨てる、パーツを分解するなどの下準備
- 排水口内部に重曹をかける
- 排水口内部にクエン酸・お湯をかけて放置
- パーツごとにこすり洗い
- しっかり洗い流してセットすれば完了
下準備:ゴミを捨てる、パーツを分解する
臭いも強烈…
まず、ゴミ受けを外し、古歯ブラシなどでゴミを先にある程度取り除いておきます。
排水口内部に重曹をかける
まず先にカゴに重曹を塗ります。
次に排水口に振りかけ、再びカゴをセットします。
排水口内部にクエン酸・お湯をかけて放置
その上からクエン酸をまぶし、お湯をかけてください。
シュワシュワと泡が出てくるので、5分ほど放置します。
パーツごとにこすり洗い
このキッチンの場合は複雑なパーツがなかったので、ゴミ受けカゴと排水口をそれぞれ水で流しながら歯ブラシでこすりました。
しっかり洗い流してセットすれば完了
取り外したパーツと排水口内部をしっかり水で洗い流すと、こんなにキレイになりました。
次にゴミが溜まったとき困らないように、カゴにゴミ受けネットをかぶせました。
再び元のようにセットすれば完了です。
キッチン掃除ならこちらの記事も
⇒キッチンの換気扇(レンジフード)掃除を自分で!油汚れを1発できれいに
重曹とクエン酸で掃除したビフォー・アフター
塩素系の洗剤を使った掃除方法
次に、塩素系洗剤での排水口掃除の方法を解説していきます。
塩素系洗剤は、汚れがひどいときやカビが生えているとき、臭いが気になるときに有効です。
- 塩素系洗剤
- 使い古しの歯ブラシなど
- ビニール手袋
- マスク
- 換気扇を回して換気する
- ゴミ受けカゴのゴミを先に取り除く
- パーツを分解し、先にある程度の汚れは落としておく
- 各パーツと排水口内部に塩素系洗剤をかけて放置
- しっかり洗い流しセットして完了
では、手順を詳しく見ていきましょう。
換気扇を回す・窓を開けるなどして換気する
掃除を始める前に、まずは換気扇を回したり、窓を開けたりして換気しましょう。
ゴミ受けカゴのゴミを先に取り除き、パーツを分解する
ゴミを取り除き、トラップなど排水口の中の取り外せるパーツをすべて外します。
歯ブラシと流水(お湯)で先にある程度の汚れは落としておく
古歯ブラシなどでこすりながら洗い流し、先にある程度の汚れを取り除いておきます。
これでも落ちない汚れの多くはカビ。ここから塩素系洗剤の本領発揮です。
各パーツと排水口内部に塩素系洗剤をかけて放置
各パーツに塩素系洗剤をかけ、排水口内部にも塩素系洗剤をかけ、10分程度待ちましょう。
しっかり洗い流しセットして完了
塩素系洗剤をかけて2~3分経ったら、水で洗い流します。
洗剤が残らないように、たっぷりの水でしっかりと流すようにしてください。
この時点でまだ黒さが残っていたところも、再度歯ブラシでこするとキレイになりました。
こするだけでは落ちなかった黒ずみやピンクぬめりが、見事にきれいになっています。
流し終わったら、元の状態に戻して完了です。
塩素系スプレーで掃除したビフォー・アフター
排水口周りもスッキリ!
内部のパーツもピカピカです。
浴室掃除ならこちらの記事も
⇒お風呂の鏡の水垢・ウロコ取りをひと通りガチ検証!一番落ちたのは?
排水口奥のパイプのつまりを液体パイプクリーナーで掃除
掃除しているにもかかわらず、水の流れが悪く臭いも取れない場合、排水口の奥が詰まっている可能性があります。
そんな時は排水口奥のパイプを掃除してみましょう。
まずは、パイプユニッシュなどの液体パイプクリーナーでの排水口掃除の方法を解説していきます。つまりを解消するなら、最も手軽な方法です。
強力な洗剤でゴミを溶かすので、臭いの改善にも効果がありますよ。
今回は、「PIX 強粘度ジェルタイプパイプクリーナー」を使って掃除していきます。
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- 液体パイプクリーナー
- ビニール手袋
- 排水口のパーツを取り外す
- 液体パイプクリーナーをかけて放置
- 大量の水で洗い流して完了
排水口のパーツを取り外す
排水口のフタを取り、取り外せるパーツをすべて取ります。
液体パイプクリーナーをかけて放置
取扱説明書に従って、排水口内部に液体パイプクリーナーをかけ、その後、30分以上放置します。
大量の水で洗い流して完了
しっかりと放置したら、たっぷりの水で勢いよく洗い流します。洗面器に水をくんで、一気に大量の水を流すようにしてください。
排水口奥のパイプをワイヤーブラシで掃除
最後に、ワイヤーブラシでの排水口掃除の方法を解説していきます。
洗剤を使わずにパイプ掃除をする場合、つまりがひどい場合はこの方法がおすすめ。
- ワイヤーブラシ
- ゴミ袋
- 雑巾
- ビニール手袋
- 排水口の取り外せるパーツをすべて外す
- 排水口からワイヤーブラシを入れる
- 奥まで入ったらブラシを引き抜く
- 水を流してつまりを確認しパーツを戻して完了
排水口の取り外せるパーツをすべて外す
排水口内のパーツをすべて外します。
排水口からワイヤーブラシを入れる
排水口から、ワイヤーブラシを入れていきます。
途中でつまったらゴミがある証拠なので、ブラシを回転させながらさらに奥へ進んでいきます。
お風呂の排水口の場合、うまく入らない場合は、浴槽の排水口からワイヤーブラシを入れてみましょう。
奥まで入ったらブラシを引き抜く
ワイヤーブラシが奥まで入ったら、引き抜きます。
ブラシについたゴミを雑巾で取り、ゴミ袋に入れてください。
水を流してつまりを確認しパーツを戻して完了
排水口に水を流し、つまりが解消されたかチェックします。
まだうまく水が流れない場合は、もう一度ワイヤーブラシを入れてみましょう。
最後は、取り外したパーツを再び元のようにセットして完了です。
排水口掃除の注意点!塩素系洗剤とクエン酸・酸性洗剤
排水口を掃除する際には、塩素系洗剤とクエン酸・酸性洗剤を絶対に混ぜないよう注意しましょう!
なぜなら、これらの洗剤を混ぜ合わせると塩素ガスが発生するからです。
塩素ガスは、化学兵器にも使用されたほど毒性が強く、死に至るリスクも十分にあります。
洗剤の表示をよく見て、確認してから使うようにしてください。
排水口の汚れを予防するコツ
日々のちょっとした工夫で、排水口掃除は楽になります!
- 週1の頻度で掃除を心がける
- 髪の毛をまとめる目皿を設置する
- 排水口シールやネットを使う
排水口の汚れは簡単な掃除で防止できる
排水口の汚れは、溜めれば溜めるほどどんどんひどくなり、ますます触るのが嫌になってしまいます。
あの臭いもヌメヌメも、できれば見たくもないですよね?
臭いやヌメリを避けるには、使った後のさっとひと手間ちょこちょこ掃除が一番なんです。
掃除を楽にするには、とにかく長期間放置しないことが大切。
毎日のちょこっと掃除は、中性洗剤を使った簡単な掃除でOKです。こするだけ、拭くだけでも違います。
こまめに掃除することで、汚れをためないようにしましょう。
排水口の掃除を簡単にする便利グッズ
髪の毛をまとめる目皿
風呂の排水口掃除を楽にする方法2つ目は、髪の毛をまとめる目皿を設置することです。風呂の排水口掃除で厄介なのが、絡んだ髪の毛ですよね。
現在、次のような髪の毛をうまくまとめてくれる目皿が市販されています。
このような目皿を使えば、髪の毛がくるくるとまとまり、簡単に処理できるようになりますよ。一度購入すれば繰り返し使えるので、経済的です。
いろいろなサイズがあるので、自分の家の排水口で使えるかどうか、よく確認してから購入してくださいね!
排水口シールやネット
風呂の排水口掃除を楽にする方法3つ目は、排水口シールやネットを使うことです。
排水口シールやネットを使えば、排水口の髪の毛が簡単に取れ、ゴミもキャッチしてくれるので掃除が簡単になりますよ!
使い捨てなので衛生的ですし、そのまま捨てられるので楽ちんです。
排水口掃除などハウスクリーニングを業者に頼むのはこんなとき!
特に、次のような場合にはぜひ清掃業者に依頼してみてください!
- 汚れがひどい、年単位の放置
- 掃除しても排水口のつまりが解決しないとき
- 浴室全体、またはキッチン全体をキレイにしたいとき
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
汚れがひどい、年単位の放置
あまりにも排水口の汚れがひどくて手に負えないとき、年単位で放置しているときは、清掃を業者に依頼しましょう。
こびりついてしまった汚れを素人が落とすのは、相当時間がかかって大変です。
もし長年掃除をサボってしまったのなら、せっかくの機会だと思って一度清掃業者にお願いしてみるのも一つの方法です。
汚れが完全にリセットされるので、翌日から自分で行う掃除も段違いに楽になりますよ。
掃除しても排水口のつまりが解決しないとき
素人では取りきれない汚れや物がつまっている可能性があります。
この記事で紹介した方法で、排水口やパイプを掃除しても排水口のつまりが取れないなら、業者にお願いして見てもらってください。
そのエリア全体を掃除してもらうとき
特に風呂の排水口は、シャンプーや髪の毛・ゴミなど、すべてがそこへ流れていくので、どうしても汚れが蓄積しやすいものです。
風呂の排水口を含め、年に1度くらいはハウスクリーニングを依頼して徹底的に掃除してもらうのがおすすめです。
排水口掃除のまとめ
ここまで、排水口掃除について詳しく見てきました。最後に、もう一度おさらいしておきましょう!
あまり清掃業者にお願いするイメージはなかったけど、排水口はずっときれいに使いたいし、一度依頼してみようかな!
ぜひこの記事を参考に、水まわりの排水口掃除をして、きれいに保ちましょう!